【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

■桂枝雀(二代目)三十石夢乃通路

   

Sponsored Link

概要

『三十石』(さんじっこく)または『三十石夢乃通路』(さんじっこくゆめのかよいじ)は、京と大坂を結ぶ三十石舟の船上をおもな舞台とする上方落語の演目の一つ。

本来は旅噺「東の旅」の一部であり、伊勢参りの最終部、京から大坂の帰路の部分を描く。
現在は独立して演じられることが多い。

大阪では明治初期の初代桂文枝が前座噺を大ネタにまで仕上げた。
その後、2代目桂小文枝、5代目笑福亭松鶴が得意とし、6代目笑福亭松鶴、5代目桂文枝、3代目桂米朝、2代目桂枝雀なども得意とした。東京では明治期の4代目橘家圓喬や5代目三遊亭圓生が得意とし、6代目三遊亭圓生に受け継がれた。

6代目圓生はこの話をより良く仕上げるために、5代目松鶴に教えを請うたという。

また6代目圓生は舟歌の件りでいいノドを聴かせていたが、この舟歌の部分も5代目松鶴の教えによる部分が大きいという。

江戸落語では近代に入り、東京・京都間の汽車旅に替えて演じられる。
主人公二人が京からの帰途、伏見街道を下り、寺田屋の浜から夜舟に乗り、大坂へ帰るまでを描く。

前半は宿の描写、船が出る時のにぎわい、美人が乗ると思い込んだ好色な男の妄想、旅の道中に出会ういろいろなものに触れての軽妙な会話、船頭の物まね、などが続く。
後半では船中で五十両の金が盗まれる騒動が起きるが、船頭の機転で盗んだ男がつかまり、噺はめでたく結ばれる。

前座試験としての「三十石」

戦前、5代目笑福亭松鶴が正岡容に語った内容によると、「三十石」の舟歌の場で楽屋にいる前座が銅鑼を鳴らすが、それには、宵と夜更け、明け方の三つの鳴らし方があり、出来ない者は他人の鳴り物一つ気を回さぬ未熟者がどうして自身の芸の修練が出来るかとの理由で、二つ目に昇進してもらえなかったという。

バリエーション

6代目笑福亭松鶴は、番頭が船客の名前を確認する場面で船客の名前を「中川清(3代目桂米朝の本名)、長谷川多持(5代目桂文枝の本名)、明石徳三(2代目笑福亭松之助の本名)、河合一(3代目桂春団治の本名)、石原裕次郎、長嶋茂雄」と紹介していた。

Sponsored Link

 - 桂枝雀(二代目) , , , ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

■桂枝雀(二代目)幽霊の辻

幽霊の辻(ゆうれんのつじ)は、上方落語の演目の一つ。落語作家の小佐田定雄が197 …

桂枝雀(二代目)蔵丁稚(四段目)

『四段目』(よだんめ)は、古典落語の演目の一つ。上方では『蔵丁稚』(くらでっち) …

■桂枝雀(二代目)山のあなた

あらすじ 毎日同じことの繰り返しで、朝目が覚めるなり、嫁さんにぎゃあぎゃあ言われ …

桂枝雀(二代目)佐々木裁き(佐々木政談)

あらすじ 大坂西町奉行佐々木信濃守が市中の見回りをしていると、安綿橋橋詰の住友の …

桂枝雀(二代目)親子茶屋(夜桜)

親子茶屋(おやこぢゃや)は古典落語の演目の一つ。 上方落語の演目である。『滑稽噺 …

桂枝雀(二代目)米揚げ笊(こめあげいかき)

友人のいかき屋から、売り子を紹介して欲しいと言われた男が1人の男を紹介。 紹介状 …

■桂枝雀(二代目)緊張の緩和理論と笑いの分類

笑いとは何か? 桂枝雀が語る『笑いの分類』上岡龍太郎との対談 大変貴重な動画です …

■桂枝雀(二代目)鷺とり(鷺取り)

  鷺とり(さぎとり)は、古典落語の演目の一つ。原話は、寛政3年(1791年)に …

■桂枝雀(二代目)花筏

あらすじ 提灯屋の七兵衛の家を、知り合いの相撲の親方が訪ねてきた。 聞けば、患っ …

桂枝雀(二代目)首提灯

首提灯(くびぢょうちん)は古典落語の演目の一つ。 原話は、安永3年(1774年) …