★柳家喬太郎/バイオレンスチワワ
あらすじ
ある日、人間に飼われているチワワが、あるじと一緒に散歩へ出かける。
すったもんだがあったあと、最後にチワワが酔っ払いにからまれる。
なかなか止めようとしない酔っ払いに、とうとうチワワがきれる。
酔っ払いの体中を駆けずり回り、噛み付き引っかき、酔っ払いをズタぼろにしてしまう。
そこへ、現れたのが町の親分チワワである。
粋で侠客な調子で「やめねぇ、やめねぇ云々」とその飼われチワワ(子分)を諌める。
その後、親分チワワは肩で風を切ってどこかへ消える。
ただし、この会話は人間には「わんわん」と吠え合っているだけに聞こえるので、酔っ払いには何が起こったのか分からない。
命拾いした酔っ払いは、なぜチワワが咬まなくなったのか疑問に思う。
最初はチワワ同士の喧嘩が起こったからか、と思ったが、そうではないらしい。
どうやら、チワワにも親分子分の序列があるという事なのだ。
「なるほど、だからチワワは喧嘩しないのか。」ここでオチとなる。
「血は争えねぇなぁ(チワワあらそえねぇなぁ)」
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