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古今亭志ん朝/化け物使い

   

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あらすじ

本所に独居する、元・御家人の吉田の隠居は人使いが荒いので有名。
桂庵(けいあん=就職斡旋所)から派遣されてくる奉公人も、「こう人使いが荒いのでは勤まらない」と次々に辞めていく。
そんな噂を耳にしながらも、奉公にやってきたのが田舎出身の杢助(もくすけ)。
吉田老人は奉公の初日から薪割り、炭切り、縁の下と天井裏の掃除、そのうえに青物横丁と千住への使いを言いつけるが、杢助は素直に仕事をこなし、この家に住み込む。
やがて3年の月日が経った。ある日のこと、これまで、どんな仕事にも文句ひとつ言わずに働きをみせてきた杢助が「暇を頂戴したい」と切り出す。
訳を訊く吉田老人に、杢助は意外な理由を述べる……

解説

「化け物使い」という演題が付いているが、怖いところはなく、むしろのどかな雰囲気の横溢する滑稽噺。
この噺は、前半と後半の二場面に別れている。
前半は、杢助の奉公初日のスケッチ。吉田の老人が次々に言いつける仕事の過剰さがおもしろい。
ひとつの仕事から次の仕事を思いつき、それをノン・ストップでまくしたてる。
後半にはいよいよ「化け物」たちが登場。ひとつ目小僧や大入道、のっぺらぼうが出てくるが、いずれも老人の語りによる間接的な描写になっているところが落語的演出の面白さ。
人間の振る舞いにたじたじとなる「化け物」たちがかわいい。

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 - 古今亭志ん朝

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