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古今亭志ん生(五代目) ぼんぼん唄

      2015/05/12

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江戸時代、京橋八丁堀、玉子屋新道に”源兵衛”という背負い小間物屋があった。女房”おみつ”さんと二人暮らしで、子供が欲しかった。浅草の観音様に三七21日、日参して子供が授かるように願を掛けた。満願の日何事もなかったので、帰り道、天王橋に差しかかると人だかりの中に迷子が居た。抱き上げると泣きやんで可愛いので連れて帰って来た。女の子で観音様からの授かりものと、拾ってきたので”おひろ”と呼んで大事に育てた。

 1年が経って、盆の14日。近所の子供と遊んでいた。盆の唄 “♪ぼ~ん、盆の十六日、江戸一番の踊りは八丁堀” と子供達は唄ったが、四つになった、おひろだけは・・・相生町と唄った。みんなは自分の町内を褒めるのに、この子は相生町と言った。元はそこに住んでいたのであろうと、あくる朝、相生町に調べに出かけた。近所で聞くと、材木屋の越前屋で子供を無くして騒いでいた事があった、と言う。主人に会うとそっくりな顔をしていたので、一年前の話を聞くと、「天王橋でケンカに巻き込まれ家族中がバラバラにはぐれてしまった」、「その後、お子様を拾い大事にお育て申しておりました」。越前屋でも色々な神様に願掛けて、お願いしていたのが叶ったと、踊り出してしまった。
 人情話の一席でした。

[出典:落語の舞台を歩く]

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 - 古今亭志ん生(五代目)

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