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笑福亭松鶴(六代目)ちしゃ医者

   

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医者にもいろいろあります。藪医者、寿命医者、手遅れ医者、葛根湯医者。なんで藪医者かというと、風(邪)で動くからで、大きな病気の時には呼ばれず、風邪ぐらいの病気の時にお呼びがかかり動き出すので「藪」といいます。

 夜更けに藪医者の赤壁周安先生の所へ、あるじの容態が急変したので見てくれと使いの者がくる。周安先生の付き人の久助は、うちの先生の手にかかったら治る病人も手遅れになってしまうからやめてほかの医者にかかるように説得する。

使いの者はお宅の先生が藪医者なことは重々知っているが、かかりつけの医者は遠くて間に合わず、今にも死にそうな病人の枕元に医者がいないのは世間態が悪いので藪でも、医者のかっこうをしていればどんな藪医者でもかまわないから、ぜひ来てくれと言う。

玄関先のやりとりを聞きつけた周安先生は、病人の所へ行くという。駕篭に周安先生を乗せ、使いの者と久助でかついで出かける。

途中で、病人の家の者が、あるじはもう死んだので医者は要らなくなったと知らせに来る。使いの者は駕篭を放って帰ってしまう。

仕方なく、周安先生と久助で駕篭をかついで戻り始めると、家々から肥を汲んでいるお百姓と出会う。お百姓は親切にも駕篭をかつぐと言い、先生は肥え桶を抱えて駕篭に乗る。

しばらく行きある家のそばまで来ると、お百姓はここで一軒、肥を汲んでくると言いその家に寄る。家には耳の遠い婆さんがいて、お百姓が、駕篭の中には「医者がいる」と言うのを、肥えを汲んだお礼にもらった「ちしゃがある」と聞き違え、駕篭に手を入れ中をまさぐる。

中で寝ていた周安先生、いきなり顔を撫で回されびっくりして思わず足を跳ね上げたので、婆さんはその足に胸を蹴られて倒れてしまう。そこへ婆さんの息子が、飛んで来て怒って先生になぐりかかる。

まあまあと久助が二人の間に割って入る。
久助 「先生の足にかかって喜ばなきゃあきませんで」
息子 「なんで、喜ばなきゃならん」
久助 「うちの先生の手にかかってみなはれ、命がないがな」

[出典:http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/tisyaisya.html]

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