【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん朝/大工調べ

   

Sponsored Link

あらすじ

大工の与太郎は、住んでいる長屋の家賃を滞納していたために、大家から商売道具である道具箱を「滞納分を納めるまで返さない」と取り上げられてしまった。
これでは仕事ができない。与太郎は老母を自分の稼ぎで養っており、仕事ができなければ日干しである。
見かねた大工の棟梁、大家の下へ行き、与太郎の道具箱を返してもらうよう、二人で交渉に行く。
大家は「滞納分の一両二分を納めるまで返さない」、棟梁は「あとから納めるから今すぐ返してもらいたい」、話は平行線である。

ついにぶち切れた棟梁、大家の悪口を大家がこの長屋に流れ着いた時点から激しい口調で論じ始めた。与太郎も便乗するが、まったく迫力がない。
挙句の果てに喧嘩相手の大家にお祝いを言う始末。ここまでが大工調べの”上”であり、ここで噺を切り上げる噺家も居る。以降が大工調べの”下”となる。

これでは解決できない。本来町役人の立会いの下、町方で示談とするべきところ、南町奉行所にこの裁定は持ち越しとなった。
結果、「大家に対して家賃を払わないのは無礼」として棟梁は大家に不足分を支払い、「もう一度集まるように」と命じられ、解散となった。
翌日、奉行は大家に「質株を持っているか」と問う。持っていないと答えると、「質株持たずして道具箱を取り上げるは無礼」として即刻与太郎に返すよう命じ、同時に違法に道具箱を留め置いた20日分の大工の手間賃銀200匁(金に換算して三両三分三朱)を払うよう命じた。
これにて一件落着、みな帰ろうとすると奉行は棟梁を呼びつけた。 「一両二分のかたに200匁とは、ちと儲かったな。さすが大工は棟梁(細工はりゅうりゅう)、」 「へえ、調べ(仕上げ)をごろうじろ(ご覧じろ)」

Sponsored Link

 - 古今亭志ん朝

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん朝/宮戸川(お花半七馴れ初め)
古今亭志ん朝 二番煎じ

原話は、1690年(元禄3年)に江戸で出版された小咄本『鹿の子ばなし』の「花見の …

古今亭志ん朝 御慶(ぎょけい)

富に凝っている八五郎が年の瀬に梯子の上に鶴が止まっている夢を見たので、鶴一八四五 …

古今亭志ん朝 鰻の幇間(うなぎのたいこ)

『鰻の幇間』(うなぎのたいこ)は、古典落語の演目の一つ。作者不詳の落とし話で、い …

古今亭志ん朝 火焔太鼓

江戸時代から伝わる小さな噺を、明治末期に初代三遊亭遊三が少し膨らませて演じた。こ …

古今亭志ん朝 唐茄子屋政談

唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)は落語の演目。人情噺の一つ。 別名は「唐茄子屋 …

古今亭志ん朝 首提灯

首提灯(くびぢょうちん)は古典落語の演目の一つ。 原話は、安永3年(1774年) …

古今亭志ん朝/紙入れ

別題:紙入れの間男/紙入れ間男/紙入間男 原話は安永三年の「豆談義」 明治時代の …

古今亭志ん朝/甲府い

あらすじ 「ひもじさと寒さと恋と比ぶれば恥ずかしながらひもじさが先」と言いますが …

古今亭志ん朝/明烏

明烏(あけがらす)は、落語の演目の一つ。 新内節の「明烏夢泡雪」を下敷きにしてお …