柳家喬太郎/午後の保健室
ある中学の午後の保健室、やったらおっさん臭い喋りをする男が一人、ベッドで横になり、保健の先生(もち女性)にはなしかけている。
おやじギャグを言ったり、嫌、参った名なんておでこをポンとたたいたり、セクハラまがいの発言したりでじっつにおやじ臭いのだが中三の生徒である。、それも生徒会長である。
私の体は不調だが、実際は生徒かいちょーとか馬鹿馬鹿しいおやじギャグを放ち、一人でどわっはっはと悦に入ってたりするそこに、今時の若者言葉ばりばりの男が入ってくる。
なんかチョー腹痛くなっちゃってぇ、ベッドで寝かしてくれとか、うっぜえとかなんとか言ってる彼は、実はこの学校の校長である。
どう考えてもこの二人キャラが逆だ。
しかし、ここの保健の先生、いかにも20代の女性言葉で、喋り捲ってるけれど、実は還暦だったりするのだった……
というある日の保健室のスケッチ噺。
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