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金原亭馬の助(初代)権助芝居

   

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あらすじ

町内の芝居好きが集まって素人芝居をすることになったのだが役に当たった者の一人が病気を理由に欠席してしまう。
実は病気というのは真っ赤な嘘で、当たった役が気に入らないのでやりたくないのだ。

世話役の番頭さんは困り顔。すると、この店に奉公している飯炊きの権助が芝居の真似事をよくしているというので権助に尋ねてみると、村芝居ではよく役者として舞台に出ることがある(代表的な役は忠臣蔵のお軽)というので、五十銭の小遣いをやるという約束で舞台にあげることにする。

権助の役は「有職鎌倉山」の「非人の権平」という泥棒の役で、主家を牛耳ろうとする悪人の命令で家宝の鏡を宝蔵より盗み出すのだが、警備の侍に見つかってしまい立ち回りの挙句に捕縛される。
そして、尋問に口を割ろうとするところへ件の悪人が現れて首を刎ねるという体のいい口封じをされてしまうという散々な物。

権助も何だかんだ言って逃れようとするが、そこは何とかなだめすかして幕を開けることにする。
舞台に出てきたときに鏡を盗んだことを説明する長い台詞を言わなければならないのだが、もちろん覚えている暇などないので、プロンプター役の黒衣をつけて乗り切ることにした。

が、権助は教えた台詞を間違えたり田舎言葉丸出しで言ったり、挙句の果てに野次った観客に文句言ったりする始末。
さらには立ち回りの場面で本気で取っ組み合いを始めてしまったりとハプニング続出。

ようやく尋問の場面になるのだが、ここでも観客に「権助、縛られて無様な格好だな」と野次られて、「そんなことはねえだ」と種明かし[2]をして踊り出してしまい、頭にきた相手役が今度は本当に高手小手に縛ってしまう。
そして尋問、
「誰に頼まれた」
「番頭さんに五十銭で頼まれた」

プロフィール

初代金原亭 馬の助(1928年4月9日 – 1976年2月6日)は、東京府(現:東京都)四谷区(現:新宿区)四谷出身の落語家。
本名、伊東武。(姓は一時期小沼、最初の結婚で改姓し、夫人の死後に伊東に戻している)。
出囃子は『どうぞ叶えて』。
フジテレビ『お笑いタッグマッチ』の回答者役として出演していた時期もある。鳴り物の名手でもあった。

略歴
1944年11月 – 5代目古今亭志ん生に入門し、古今亭志ん駒で初高座。
1948年3月 – 二つ目に昇進し、むかし家今松に改名。
1960年5月 – 真打に昇進し、金原亭馬の助を襲名。
1975年12月 – 山田五十鈴の『たぬき』の再演中に入院。
1976年 – 死去。享年48。

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