【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

★古今亭志ん朝/御慶(ぎょけい)

      2022/08/09

Sponsored Link

富に凝っている八五郎が年の瀬に梯子の上に鶴が止まっている夢を見たので、鶴一八四五番の札を買おうとしたが売り切れだった。
帰り道で易者に見て貰うと梯子は下から上に昇るものだから、八四五ではなく逆に鶴一四五八番を買いなさいと教えられる。

買って見ると千両の大当たり。
現金だと二百両割引かれるが二月までは待てないので、その場で八百両を身に着けて家に戻った。

たまっていた店賃を払って、正月には裃を着て年始回りに出掛けることにした。
長い口上は覚えられないので、短い年始の言葉を大家に教えてもらった。

「おめでとうございます」には「御慶」と答え
「どうぞお上がりなさい」と誘われたら「永日」と断る。

正月になって、得意になって行く先々で御慶と永日の挨拶を続けるが、
辰っつあんが外出から帰って来たところで
「御慶」と言ったら
「なんと言ったか分からねぇ」と言われ

「ぎょけぇったんだ」

「恵方参りの帰りだ」

Sponsored Link

 - 古今亭志ん朝

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

★古今亭志ん朝/真景累ヶ淵(豊志賀の死)

あらすじ 1793年、根津七軒町に住む富本の師匠豊志賀は、出入りの煙草屋新吉と年 …

★古今亭志ん朝/宿屋の富(高津の富)

宿屋の富 宿屋の富(やどやのとみ)は古典落語の演目の一つ。上方落語では『高津の富 …

★古今亭志ん朝/宗珉の滝(そうみんのたき)

あらすじ 二代目橫谷宗珉の若かりし時の話。 江戸時代腰元彫りの名人橫谷宗珉の弟子 …

★古今亭志ん朝/高田馬場

浅草観音の境内で、がまの油売りをする姉弟。客寄せの口上を述べている。 「さぁ~て …

★古今亭志ん朝/百川(ももかわ)

『百川』(ももかわ)は古典落語の演目の一つ。6代目三遊亭圓生の十八番だった。 現 …

★古今亭志ん朝/試し酒

試し酒(ためしざけ)は、落語の演目。 落語研究家の今村信雄(1894年-1959 …

★古今亭志ん朝/お見立て

かつて三人の男を手玉に取り、大騒ぎになりかけたという『前科』を持つ喜瀬川のところ …

★古今亭志ん朝/ぞろぞろ

浅草田んぼの真ん中に、太郎稲荷という小さな社があった。 今ではすっかり荒れ果てて …

★古今亭志ん朝/酢豆腐

酢豆腐(すどうふ)は、落語の演目。 原話は、1763年(宝暦13年)に発行された …

★古今亭志ん朝/締め込み

締め込み(しめこみ)は古典落語の演目の一つ。 原話は、享和2年(1802年)に出 …