【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目)半分垢

   

Sponsored Link

あらすじ

江戸時代、江戸の力士が上方へ、あるいは上方の力士が江戸へ来て修行をするということがよくあった。
ある関取、上方で三年の修行を積み、久しぶりに故郷の江戸へ帰ってきた。噂を聞いた町内の男が、関取の家にやってくるが、奥で休んでいるというので玄関先でおかみさんと立ち話。

「さぞかし大きくなったことでしょうなあ」と訪ねる男に、おかみさんは「ハイ、いま帰ったと声がするので、戸を開けましたが顔が見えません。
見ると、二階の屋根より上に関取の顔がありました」と亭主の自慢。

さらに
「格子戸を外して家に入った」
「顔は四斗樽、目は炭団ほどの大きさ」
「息をすると私の体が動く」
「布団が小さいので十枚も重ねて掛けている」
「道中で牛を三匹踏みつぶした」
と関取の大きさ立派さをしゃべりまくる。

男が感心して帰ると、奥から関取の声。
「いまおまえのやり取りを聴いていたが、あまり馬鹿馬鹿しいことを言うので、外に出そびれたわい。女房が亭主の自慢をしてみっともないとは思わんか」
とおかみさんへの小言。

そして、東海道・三島の宿に泊まったときの宿の女の台詞を言って聞かせる。
「宿屋の目の前に大きな富士の山。立派なものですなあと褒めると、宿の女は、朝晩見ているとさほどには感じません、それに半分は雪でございます」
と控えめに言った。

そう言われて富士の山を見ると、改めて立派に見えたものだ。
関取の教えにうなずいたおかみさん、しばらくしてやってきた次なる客人に、今度は関取の大きさを謙遜して話し始めるが……

 

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目)中村仲蔵

あらすじ 明和3(1766)年のこと。 苦労の末、名題に昇進にした中村仲蔵は、「 …

古今亭志ん生(五代目)宿屋の富(高津の富)

宿屋の富(やどやのとみ)は古典落語の演目の一つ。上方落語では『高津の富(こうづの …

古今亭志ん生(五代目)百年目

『百年目』(ひゃくねんめ)は、落語の演目。 元々は上方落語の演目で、のちに東京に …

古今亭志ん生(五代目) 御家安とその妹(前編・後編/上下完)

御家安とその妹(前編・上) 御家安とその妹(前編・下)00:28:45~ 御家安 …

古今亭志ん生(五代目) 羽衣の松

あらすじ 人というものは大変なもので、本当の美人は『顔の真ん中に鼻がある』と申し …

古今亭志ん生(五代目)稽古屋

稽古屋(けいこや)は落語の演目の一つ。上方、東京とも同じ題である。 初代桂小文治 …

古今亭志ん生(五代目) 氏子中(町内の若い衆)

あらすじ ・氏子中(うじこじゅう) ある日、商用で出かけた亭主が出先から帰宅する …

古今亭志ん生(五代目)後生鰻

あらすじ さる大家の主人、すでにせがれに家督を譲って隠居の身だが、これが大変な信 …

古今亭志ん生(五代目)もう半分

もう半分(もうはんぶん)は、落語の演目の一つで怪談話(三遊亭圓朝作 ) 別名「五 …

古今亭志ん生(五代目)怪談阿三の森(かいだんおさんのもり)

あらすじ 深川牡丹町の近くにスズメの森が有ったが、誰言うとはなしに『阿三の森(お …