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立川談春/包丁

      2019/07/21

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あらすじ

久治と呼ばれる兄貴に呼ばれた、弟分の寅んべーは風采が上がらない。
兄貴は清元の師匠をしている”おあき”さんに面倒をみてもらっている。
鰻をご馳走してもらって、ノロケを聞くと、儲けさすという。
兄貴は清元の師匠も良いが、他に若い女が出来たので、芝居を打ってほしいという。

「俺の家に行って、兄貴が帰ってくるまで待たして欲しいと言って、上がり込む。酒は出すような女でないから、お土産だと言って1本下げていって、湯飲みを借りて飲み始め、ツマミは出さないだろうから、鼠入らずの右側の上から2段目に佃煮が入っているからそれで飲ってくれ。香こが台所のあげ板の3枚目を開けるとヌカ漬けのキウリが入っているから、それで飲んでくれ」

「初めて行った家で香こを出すのはおかしくないか」

「そんなことは気にしないで、3杯ぐらい飲んだら女の袖を引いてその気にさせたところで、俺が出刃包丁を持ってガラッと入っていく。啖呵を切って畳に出刃包丁をさしている間に、お前はズラかってしまい、その後に女を地方に売り飛ばしてしまう。その金を二人で山分けにする。どうだ!」

その足で、兄貴の家に乗り込んだ。
当然いないので上がって待つことになった。
お茶を入れるからと言うので、持参の酒の封を切った。
肴がないと言うので鼠入らずから佃煮を出した。

「旨いね。鮒佐の佃煮は、やはり兄貴は口がおごっている」
師匠に勧めたが、取り付くしまが無かった。
漬物を所望したが頭から断られたので自分で出した。
師匠はビックリしていたが、細かく刻んでまた飲み始めた。
歌を唄いながら、師匠に手を伸ばすが、身持ちの堅い師匠にピシャリと叩かれたが、それに懲りずに手を出したらドスンと芯まで響くほど叩かれた。

「ヤナ男だよ。酒を飲んでいるから我慢をしてたら、つけあがって。ダボハゼみたいな顔をして、女を口説く面か。ブルドック」
寅さんも切れて、一部始終の経緯をぶちまけてしまった。

「佃煮や香この場所が分かるのは教わって来たからだ」

師匠は事情が飲み込めたので、
「あいつが来たら追い出すから、アンタも加勢してください。女の口から言うのもなんですが、嫌でなかったら私と一緒になって下さい」

「そんなこと言ったってダメだよ、さっきダボハゼって言ったじゃないか」

「それは事情が分からなかったからで、あいつの為に上から下まで揃えてやって、世話もしたのに売り払うなんて、そんな男に愛想が尽きた」

「そ~ですとも。だいたいあいつは良くない」

「新しい着物を作ってあるから着替えてください。お酒もあるし。お刺身も出しますから」

気持ちよく飲んでいるとこに、久治が覗きに来て
「あいつはお芝居がうめ~や。あんな堅い女に酌をさせて」

ガラッと開けて、
「やいやい。亭主の面に泥を塗りやがって」

「だめだダメだ。ネタは割れているんだから」

おあきさんはさんざん久治に毒付いて追い出してしまった。
二人で飲み始めたが、格子をガラッと開けて、また久治が戻ってきた。

「出刃包丁を出せ!」

「誰かに知恵でも付けられて来たのか。お前が悪巧みするから話がひっくり返ってしまったんだ。いいから、包丁出してやれ。久治、四つにでも切ろうと言うのか」

「いや、魚屋に返しに行くんだ」

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 - 立川談春 ,

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Comment

  1. 長町幹雄 より:

    落語が聞けません

    • rakugochan より:

      あいすみません。
      元のユーチューブ動画が削除されたようです。
      ご不便をおかけしております。

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