★林家彦六(八代目・林家正蔵)一眼国
2022/07/05
あらすじ
その話をもとに本物を探し出し、見世物小屋に出し大儲けをしようという魂胆だ。
六部はそのような事は覚えがないというので、仕方なくお茶漬けを食べさせ帰そうとする。
食べ終わった六部が、一度だけ恐ろしい目にあったことを思い出したのでお礼に置き土産にして行こうという。
巡礼の途中、江戸から北へおよそ百二、三十里の大きな原の真ん中の大きな榎の所で一つ目の女の子に出くわしたという話だ。
この話を聞いて喜んだ香具師は紙に書きとめ、お世辞たらたらで六部を送り出す。
香具師は早速支度をして北へ、一つ目を探しに旅立った。夜を日に継いで、大きな原にたどり着く。見ると原の真ん中に一本の大きな榎。
足を早め近づくと、「おじさん おじさん」の子どもの声、「いいものあげるから、おいで おいで」といい、そばへ寄ってきた子どもを抱え込む。
びっくりした子どもが「キャー」と叫ぶと、竹法螺、早鐘の音とともに、大勢が追って来る。
子どもも欲しいが命も欲しく、子どもを放りだし一目散に逃げ出したが馴れない道でつまづき、捕まってしまう。
村の役人の前へ引き出され、回りを見るとが皆、一つ目。
役人「これこれ、そのほうの生国はいずこだ、……生まれはどこだ、なに江戸だ、かどわかしの罪は重いぞ、面を上げい……面を上げい」
百姓「この野郎、つらあげろ」
役人「あっ、御同役、御同役、ごらんなさい、こいつ不思議だね、目が二つある」
役人「調べはあとまわしだ、早速、見世物へ出せ」
[出典:http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/itigannkoku.html]
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