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柳家喬太郎 家見舞い(肥瓶)

   

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「家見舞」は古典落語の演目の一つ。「肥瓶」とも呼ばれる。
上方では「祝いの壺」という演題で行われる。

あらすじ

江戸に住む二人組は知り合いが新築の家を建ててそこへ引っ越したため、引越祝いを贈ろうと考える。
何を贈ろうかと二人は話し合った結果、水瓶をプレゼントすることにするが、しかし、二人の手持ちは二人合わせてたったの五十銭しかない。
古道具屋なら、安いものがあるのではと考え、いろいろと回るが、当然そんな水瓶があるわけがない。

途方に暮れていると、ある古道具屋の主人がこの瓶なら無料で持っていっていいという。
喜ぶ二人だが、それは水瓶ではなく肥瓶、しかもかなり使い込まれ、こびりついてとれない汚れもある。
しかし、背に腹は変えられないと言って、二人はその瓶を引き取る。

そのまま渡したらバレるであろうから、まず二人は瓶に水を張り、その際に手についた汚れや臭いを落とすために湯屋に行き、隠蔽工作もバッチリにして例の友人の新宅にそれを持っていく。

何も知らずもらった友人は大喜びし、お礼にごちそうしてくれると言う。
しかし、出される料理はどれもその瓶から汲んだ水で炊かれたご飯や、湯豆腐であるため、事情を知る二人は手を付けられずにいる。

そんな二人を不審に思いつつ、友人は瓶を見ると、水瓶の水は変にブクブク泡立ち、汚れが大量に浮いている。
それでも友人はそれを「古物特有の汚れ」だと思い、「この瓶の水は澱が酷いな。
今度フナを2、3匹持ってきてくれ、フナは澱を食うらしいからな」と言う。

そんな友人の発言に対して、二人のうちの一人は
「フナには及ばんよ。何しろその瓶にはついこないだまでコイ(肥)が泳いでいたのだからな」

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