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金原亭馬生(十代目)幾代餅

   

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別題:幾代餅の由来
「搗き米屋(精米業者)に勤める清蔵が幾代太夫に恋をし、一途な清蔵にほだされた幾代太夫は年季明けに夫婦になると約束をする。二人は結婚して餅屋を開き、名物の『幾代餅』を売出して繁盛する」というストーリー。登場人物の名前や職業が違う程度で、話の展開から細かな会話のやり取りまで『紺屋高尾』とほぼ同一である。

ただし、『紺屋高尾』とは違い、明確なオチがついており、元花魁と仲良く餅屋を営む清蔵に野次馬が
「そんな仲良くやってたら、みんな焼き餅を焼きますよ!!」
という野次を飛ばしたのに対して、幾代太夫が

「いいえ、うちは『幾代餅』。焼きモチはございません」
という返答をする、というオチが用いられる。

あらすじ

職人の清蔵が錦絵の花魁を見て、一目惚れ。花魁の名は、幾代太夫。清蔵は、恋わずらいになり食事も喉を通らなくなる。

心配した親方や女将が説得。金を貯めれば幾代太夫も会ってくれるはずだといって1年間清蔵は一生懸命働き13両貯める。

1年後、清蔵は親方に幾代太夫に会いに行くと言うが、親方は約束を忘れていて困った末吉原通の医師に同行を依頼。清蔵は幾代太夫に会えるが、職人という身分でなく醤油問屋の若旦那として座敷に上がる。

翌朝、清蔵は花魁に、今度はいつ会ってくれる?と聞かれる。
清蔵は、1年後の今日だという。
花魁は、醤油問屋の若旦那がなぜ?と疑問を抱くと、清蔵は自分の本当の姿を明かす。
花魁は、本当の姿を知り清蔵に50両を持たせる。

花魁は1年後清蔵のお店を訪ね、ふたりは一緒になる。
ふたりでお店を持ち、幾代餅という餅を売り、子供が3人できたという花魁幾代太夫のお話。

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