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林家三平(初代)犬の目【9.20 命日にしみじみ聴く落語】

   

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犬の目(いぬのめ)は古典落語の演目の一つ。
原話は、安永2年(1773年)に出版された笑話本・「聞上手」の一遍である『眼玉』。
主な演者には、4代目橘家圓蔵や5代目三升家小勝、そして、非常に珍しい林家三平などがいる。
上方落語では橘ノ圓都が断片的に記憶していたのを3代目桂米朝が仕立て直した。

あらすじ

清兵衛という男が目を患い、いい医者はないかと友人の源兵衛の所へ相談に来る。
「まだ医者に診てもらってないのか?」
「あぁ。知り合いに医者が居ないんでな。その代わり、知り合いに見てもらって…」
「その知り合いって、医術の心得でもあるのか?」
「いいや、近所に住んでるから頼んだだけだ。あの野郎、俺のめをジーッと見て、『雨降りの目』だって言いやがんだよ」
「なんだ、そりゃ?」
「『一面に雲がかかっているから』雨だろうって」
「馬鹿にされてるんだよ。どれどれ、俺が見てやる。ウーン…『晴れてる目』だな」
「なんだ?」
「一面に、星が出ております」
「遊ぶな、人の目で!!」
「悪い悪い。でも、早いとこ医者に行かないと大変な事になるぞ…」
と、言うわけで…源兵衛の推薦する医者に駆け込んだ清兵衛。

かかった医者が、ヘボンの弟子でシャボン…という医者が留守なので、そのまた弟子という医者だ。
「これは手術が遅れたので、くり抜かなくては治りません」
さっさと目玉をひっこ抜き、洗ってもとに戻そうとすると、水でふやけてはめ込めない。
「仕方がない。縁側に出して、陰干しにしておきましょう」
縁側に出していると、犬が目玉を食ってしまった。
「犬の腹に目玉が入ったから、春になったら芽を出すだろう」
「冗談じゃねえ。どうするんです?」
しかたがないので、『犯犬』の目玉を罰としてくり抜き、男にはめ込むことにした。
「見えません」
「アァ、目が上下さかさまだ。これならどうです?」
「見えました。どうもありがとうございます」
「これこれ、お辞儀をするのは止めなさい。今日は帰って安静にして、一日経ったら来て下さい」

翌々日…。
「凄いですね。今までのより、はるか遠くが見られます。夜も明るく見えるんです」
「それは良かった」
「でも、あんまりよくも無いんです」
「何で?」
「紙屑屋を見ると、ほえたくなるんです」

オチのバリエーション

演者の持ち時間が少ないときや、早く高座を下りる必要のあるときなどに、さらっと演じる「逃げ噺」というものがある。
この「犬の目」もその一つで、オチは演者によってさまざまに工夫され、変えられていた。
「電柱を見たら、小便がしたくなる」、「まだ鑑札を受けていません」などといった普通の(?)オチの他、
「夜女房と取り組むとき、自然に後ろから」といった艶笑がかったものもある。

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 - 林家三平

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