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三遊亭圓生(六代目)粥やろう(かいやろう)

   

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『粥やろう』は古典落語の演目のひとつ。上方ばなし。「国太夫節」とも。「国太夫節」は宝永年間に始まり、天保の頃まで歌われた浄瑠璃節。

【粗筋】
大阪で流行った国太夫節に、

「♪一体おまえとこうなったは並たいていのことかいな
末はどうしてこうしてとたのしんだ甲斐がない……」

という文句があった。
冬になると大家が乞食にお粥をふるまう。

「粥(かい)やろォ…う」と呼ぶと面桶(めんつう:乞食が食べ物を入れる器)を持った乞食がぞろぞろと集まる。
その一人が、もらった粥を急いで飲み、もう一杯粥をもらってわが家へ帰る。

わが家といっても橋の下、橋に穴をあけて明かり取りにしてある。
お粥は後の楽しみに取っておいて、横になったが気になって眠れない。
同じ頃、橋の上を通り掛かった按摩が人に突き当たる。

「ど阿呆、盲に突き当たる奴があるかいな。唄に夢中になってけつかる。今えらい流行ってる唄や。けったくそ悪い。唄うたろかしら。♪一体おまえとこうなったは並たいていのことかいな……」

乞食が明かり取りにあけた穴から杖を落としてしまった。

「あ、こらえらいことした。杖はどこへ行た。♪杖(末)はどうしてこうしてと……」

今乞食が粥を取り出して食おうとしたところへ、上から杖が落ちきた。

「あァッ……あァあァ……
♪たのしんだァ粥(甲斐)がなァ…い」

【成立】
音曲噺。三遊亭圓生(6)が「豊竹屋」等の音曲噺の枕で、流行歌の歴史の一つとしてよく取り上げていた。

【一言】
これは大阪噺ですが、やはり音曲噺で国太夫節という浄瑠璃で演るものです。私はこれを三代目の圓馬師から教わりました。現在大阪では、演る人がいないらしいです。大阪出演の時に、「粥やろう」を演ったら師匠、なつかしい噺ですなァ……もう20年も聞いたことはおまへん」と言われました。(三遊亭圓生(6))

【蘊蓄】
国太夫節は、宝永年間(1704~11)に都一中の門人・都国太夫半中の始めた浄瑠璃節。享保年間(1716~36)に京都で大流行し、天保(1830~44)の頃まで唄われた。

[出典:http://meisakurakugo.web.fc2.com/rakugo/06-ka/0618ksiysdo.htm]

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 - 三遊亭圓生(六代目)

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