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桂枝雀(二代目)替り目

   

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あらすじ

ぐでんぐでんに酔っぱらって、夜中に帰ってきた亭主。
途中で車屋をからかい、家の門口で梶棒を上げさせたと思ったら、もう下りた。
出てきた女房はハラハラし、車屋に謝って帰ってもらうと、ご近所迷惑だからいいかげんにしとくれと文句を言う。
亭主、聞かばこそ、てめえは口の聞きようが悪い、寝酒を出さないから声が大きくなると、からむ。
しかたなく酒を注ぐと、今度は何かサカナを出せと、しつこい。

「何もありません」
「コウコがあったろう」
「いただきました」
「佃煮」
「いただきました」
「納豆」
「いただきました」
「干物」
「いただきました」
「じゃあ……」
「いただきました」

うるさくてしかたがないので、夜明かしのおでん屋で何か見つくろってくるからと、女房は出かける。
その間に、ちょうどうどん屋の屋台が通ったから、酔っぱらいのかっこうの餌食に。

ずうずうしく燗を付けさせた挙げ句、てめえは物騒ヅラだ、夜遅くまで火を担いで歩きやがって、このへんにちょくちょくボヤがあるのはてめえの仕業だろうと、からむので、うどん屋はあきれて帰ってしまう。

その次は、新内流し。

むりやり都々逸(どどいつ)を弾かせ、どうせ近所にびた一文借りがあるわけじゃねえと、夜更けにいい気になって「恋にこがれーてー、鳴く蝉よりもォ……」
と、うなっているところへ女房が帰ってくる。

ようすを聞いてかみさん、顔から火が出た。

外聞が悪いので、うどん屋の荷を見つけると、「もし、うどん屋さーん」

「……おい、あそこの家で、おかみさんが呼んでるよ」
「へえ、どの家で?」
「あの、明かりがついてる家だ」
「あっ、あすこへは行かれません」
「なぜ?」
「今ごろ、お銚子の替り目時分ですから」

(変わり目・替わり目)

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