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春風亭柳枝(八代目) 喜撰小僧(きせんこぞう)

   

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あらすじ
ある大店で、主人の浮気を疑う家内に命じられ、小僧の定吉が旦那を後をつけるがすぐに見つかってしまった。おかみさんに黙っているようにと御馳走された上、銭をもらって帰る。
おかみさんは定吉の嘘の報告で安心し、肩を叩かせることにした。定吉は肩を叩きながら去年の3月に両国へ行った折に、本町のお嬢さんが踊りを見せたという話を始める。
「私はあの時の唄を知っています。桜の枝へ瓢箪を結いつけて、出てきた時の唄を……ええ、……♪世辞でまろめて、浮気でこねて、小町桜のながーめーも、あかーぬ、チントンシャン……」
「あっ、痛い。何をするんだい。本当にお前は人を茶にするよ」
「ただいまのは、喜撰でございます」

成立
「悋気の独楽」の前半を大正時代の四代目古今亭志ん生が改作したもの。落ちは清元の「喜撰」と茶の「喜撰」を掛けたもので、「人を馬鹿にする」という意味の「茶にする」と重ねている。

明治から大正初期あたりにかけての商家における主人と内儀の在り方、主従関係、さらには、奉公人における上下の関係などを、じつにあざやかにえがいている点において貴重な噺。内容的には、それほど深いものではないが、女房のやきもちを気にしながら妾宅を持つ旦那の人間像、旦那に忠実につかえ、小僧をうまくあつかう妾の世故にたけたすがた、本妻の威厳のある誘導尋問ぶり、番頭のちゃっかりぶり、それらのなかを右往左往しなければならない小僧のたよりない行きかたなど、人物描写が軸となっている噺といえよう。(興津要)

蘊蓄
幕末、黒船来航の頃の狂歌に、
『泰平の眠りをさます上喜撰(蒸気船)たった四はい(四杯・四隻)で夜もねむれず』
とあるのは有名。六歌仙に喜撰法師という人物がおり、この人が喜撰茶の発明者だと伝える説もあるが、その身元などは不明。

作品も、『我が庵は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人はいふなり』の一首のみであり、実は撰者であった紀貫之の分身で、名前も「撰者が喜ぶ」という意味だという説もある。
歌の「たつみ(巽・辰巳)」の後には当然「うま(午)」が来ると予測されるが、そこに「しか(本来は「このように」の意味だが、動物の鹿を連想させるように並べている)」が置かれることにより、「うましか(馬鹿)」という言葉が浮かび上がる。
専門家にいわせればこじつけであろうが、当時の和歌はこの位の洒落をやるものである。

[出典:http://meisakurakugo.web.fc2.com/rakugo/07-ki/0710kisen.htm]

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