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桂文枝(五代目)こぶ弁慶

      2017/08/20

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お伊勢参りをすませた大阪の清八、喜六の気楽な二人連れが大津宿に着く。
近江屋やら若狭屋やらあちこちの宿屋の客引き女が声をかけるが、
「定宿がある」といって断るが、ちょっと別嬪の客引き女の、岡屋という宿に泊まることにする。

宿に入ると女中がタライに湯を入れて足を洗いに来る。
女中は喜イさんの足を洗いながら涙をこぼし始める。
国元のいい男を思い出して泣いているのかと聞くと、
毛深い喜イさんの足を見て、家で飼っていた牛の足を洗った時のことを思い出したのだという。

わらじを片方はいたまま部屋にあがったり、宿賃が安すぎるなんて見栄を切って、結局、上、中、並の並にしたり、飯が先が風呂が先かで二人でもめ、風呂にお膳を運べなんて言ったりのその賑やかなこと。

いざ夕飯を食べ始め陽気に酒を飲んで大声で話していると、隣の部屋の一人旅の男が仲間に入れてくれと入ってくる。
するとあちこちの部屋からも客が二人の部屋へ押しかけ、部屋のふすまを取り払って、三味線の弾ける女の子もあげてのドンチャン騒ぎになる。

宴たけなわの頃に、一人の男が真っ青な顔で飛び込んでくる。廊下で魔物に出くわしたという。
よく聞くとこれが小さな蜘蛛。この男を仲間に加え恐い物の話から、好物の話になる。
一番好きな物は、「酒」「女」「寿司」「羊羹」など皆、さまざまだ。

そのうち一人の男が「つち」が好きだという。「すし」かと聞くと「土」だ。古い壁土ほどのうまいものはないという。
廊下に落ちていたこの宿の壁土なんかもうまそうだけど、よその家の物だから我慢をしているという。
これを聞いた連中、壁土を食べる所を見せてもらおうと、落ちている壁土の所へ男を連れて行く。

男はうまい、うまいと言って壁土を食べはじめる。
食べ足らずに壁からかき落としてぎょうさん食って、そのまま部屋に帰り寝てしまった…

 

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 - 桂文枝(五代目)

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