■立川談志 紺屋高尾
2018/07/07
あらすじ
神田紺屋町、染物屋の吉兵衛さんの職人で久蔵さんが寝付いてしまった。
話を聞くと、国元に帰るため初めて吉原に連れて行かれ、当世飛ぶ鳥を落とす勢いの三浦屋の高尾太夫の道中を見て恋患い。
錦絵を買い求めたが、全て高尾太夫に見える。
10両で会えるだろうから3年働き9両貯めて1両足してそれで連れて行くという。
久さん元気になって働き、3年後、その金で買うから渡してくれと親方に言うと、気持ちよく着物も貸してくれて送り出してくれた。
お玉が池の医者の竹之内蘭石先生に、連れて行って貰う。
流山の大尽として、首尾良く高尾太夫に会えた。
挨拶の後
「こんどは何時来てくんなます」
「3年経たないとこれないのです」
と泣きながら全て本当のことを話すと、高尾は感動し、こんなにも思ってくれる人ならと、
「来年の3月15日に年(年季)が明けたら、わちきを女房にしてくんなますか」。
久さんうなずき、夫婦の約束をする。
揚げ代は私が何とかしますし、持参した10両と約束の証にと香箱の蓋を太夫から貰って、久さんは亭主の待遇で帰って来る。
翌年約束の日に、高尾は久蔵の前に現れ、めでたく夫婦になる。
[PR]
こちらの演目もどうぞ
関連記事
-
-
立川談志/ずっこけ
あらすじ 飲み屋が店をしまう時間なのに、熊さんは酔っ払って動こうとしない。 店の …
-
-
立川談志 ろくろ首(ろくろっ首)
ろくろ首(ろくろくび)は、古典落語の演目の一つ。 元々は上方落語の演目で、幕末か …
-
-
■立川談志/金玉医者(きんたまいしゃ)
金玉医者は、古典落語の演目のひとつ。 「顔の医者」「すが目」「頓知の医者」「皺め …
-
-
立川談志 お菊の皿(皿屋敷)
あらすじ 長屋に住んでる粗忽者たち。 どこからか幽霊の出る屋敷があると聞きつけ、 …
-
-
立川談志/六尺棒
六尺棒(ろくしゃくぼう)は、古典落語の演目の一つ。 原話は不明だが、文化4年口演 …
-
-
立川談志/花見の仇討
あらすじ 長屋の4人組の仲間。花見の趣向で見物人を驚かそうと、仇討ちを計画する。 …
-
-
立川談志 洒落小町
★聴き比べ ⇒ 三遊亭圓生(六代目)洒落小町 あらすじ ガチャガチャお松が、亭主 …
-
-
立川談志 狸賽(たぬさい・たぬき)
狸の札・狸の鯉・狸賽・たぬき
-
-
立川談志 羽団扇(はうちわ)
あらすじ 正月の2日になると七福神の刷り物を「おたから、お宝」と売りに来た。 そ …
- PREV
- 映画『らくごえいが』
- NEXT
- 桂三木助(三代目) ざこ八(先の仏)