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立川談志 ~桑名舟(桑名船)/二人旅(ににんたび)

   

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古典落語の演目のひとつ。
上方では「桑名舟」は「巌流島」を指すため、「兵庫舟」と題する。
「伊勢詣り」「桑名の鮫」「ふかのみ入れ」とも。

あらすじ

二人旅
気楽な二人連れの道中。
一人が腹が減って、飯にしようとしつこく言うのを、謎かけで気をそらす。
とある茶店へ。
茶店の婆さんに酒はあるかと聞くと
「いいのがあるだよ。じきさめ、庭さめ、村さめとあるだ」
「へえっ、変わった銘だな。何だいそのじきさめってのは」
「のんだ先から直に醒めるからじきさめだ」
「それじゃ、庭さめは?」
「庭に出ると醒めるんだ」

桑名舟
多数の客を乗せた桑名の渡し舟。どうしたことか海の真ん中で突然止まってしまう。
船頭が言うには、何年にか一度、鮫の寄り合いがあり生贄を催促する日があり、今日がその日らしい。申し訳ないが各自持ち物を海に投げ出してくれ、持ち物が沈んだ人が生贄だ。そうでないと鮫が舟底を齧って全員成仏だ。
見れば舟の周りは多数の鮫の背びれがウヨウヨ。客は呆気にとられたがどうしようもない。銘々しぶしぶ持ち物を海に投げ入れる。
と、紙入れが吸い込まれるように沈んでいく。
この紙入れの持ち主は旅の講釈師。生贄になることを承諾するが、この世の名残に総合講釈なるものを一席と所望。
赤穂浪士の討ち入り、川中島の合戦、源平盛衰記、お富与三郎の源氏店、高田の馬場の仇討ち等古今の名題の講釈を速射砲のごとくまくし立てる。
ふと一同気がついたら舟の周りの鮫の姿が見えない。
海底では鮫の親分が子分達を前に怒り心頭、「お前ら生贄も忘れてどうして手ぶらで戻ってきたんだ」と叱責。
子分一同声を揃えて「あまりバタバタ音がするんでかまぼこ屋だと思ったんでェ」

キーワード
五目講釈/鮫講釈/兵庫船/兵庫舟/伊勢詣り/桑名の鮫/ふかのみ入れ/桑名舟/桑名船/二人旅

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