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春風亭柳枝(八代目)宮戸川(お花半七馴れ初め)

   

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宮戸川とは、現在の隅田川のうち、浅草周辺流域の旧称である。噺の前半のみを演じた場合、宮戸川は場面に登場しない。
登場人物の「お花」および「半七」の名は、京都で起こったとされる心中事件をモデルとした歌舞伎や人形浄瑠璃(『長町女腹切』など)に使われたもの。
後半部分を含めて演じると長時間にわたる上に、(夢オチとはいえ)凄惨な展開となるため、口演される機会は少ない。
3代目三遊亭圓歌、3代目柳家小満ん、五街道雲助、柳家喬太郎らが通しで演じることがある。

あらすじ:前半

小網町に住む半七は、友人宅で将棋を指していて帰りが遅くなってしまい、締め出しを食ったところ、幼なじみ・お花と行き会う。友人宅でカルタをしていたら帰りが遅くなり、同じように締め出しを食ってしまったという。

半七は締め出しを食らうと、いつも霊岸島に住む叔父の家に一泊することにしている。お花は、「そこで私も一晩お世話になりたい」と半七に申し出るが、その叔父は近所で「飲み込みの久太」と呼ばれるほど、早合点をしすぎてしまう人物である。うぶな半七は「叔父にいい仲だと勘違いされると、どうなるか分からない」と断り、一人で行こうとする。そのとき遠くで雷が鳴りはじめ、雷におびえるお花は半七に取りすがって、そのまま半七の叔父の家までついてきてしまう。

案の定、半七とお花は叔父に勘違いをされて、布団がひと組しか用意されないまま2階の部屋へ通される。ふたりきりになると、お花は半七に対しまんざらでもない態度をとりはじめる。そのうち、雷が大きく鳴り響き、お花は半七の胸元へ飛び込む。するとお花の着物がはだけ、半七は頭に血がのぼり、お花の体へ手を伸ばし……

ここで演者は「ちょうどお時間です」とサゲる。

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 - 春風亭柳枝(八代目)

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