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古今亭志ん生(五代目)お初徳兵衛(舟徳原話)

   

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あらすじ

遊びが過ぎて勘当をされた若旦那の徳兵衛は、いつも世話をしていた柳橋の船宿に転がり込み、居候の身の上、そのうちに「船頭になりたい」と言い出す。
親方は「やめておきなさい」と意見をするが、本人の意志が固く、とうとう船頭になる。

それから数年。
いまは立派な船頭になった徳兵衛は男ぶりがいいこともあって、柳橋芸者の間で人気者。
ある日、売れっ子芸者のお初を乗せて吉原へ向かうが、途中、にわかの土砂降りに襲われ、船を岸につけてしばし休息することに。

二人きりの時が流れる中、お初は「あなたのことを七年前から知っている」と意外なことを言い出す。
まだ船頭になる前の徳兵衛を見掛け、見そめていたのだという。
そこへ落雷。驚いたお初は徳兵衛に抱きつく……

解説

「お初」と「徳兵衛」のカップルは近松門左衛門の浄瑠璃「曽根崎心中」から出ている。
良く知られたこの浄瑠璃から登場人物の名を借りて作られたのが
人情噺「お初徳兵衛浮名桟橋」。
その発端部分がこの一席である。この噺はさらに明治期に改作され、現行の滑稽噺「船徳」になっている。

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