【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

★古今亭志ん生(五代目)お初徳兵衛(舟徳原話)

   

Sponsored Link

あらすじ

遊びが過ぎて勘当をされた若旦那の徳兵衛は、いつも世話をしていた柳橋の船宿に転がり込み、居候の身の上、そのうちに「船頭になりたい」と言い出す。
親方は「やめておきなさい」と意見をするが、本人の意志が固く、とうとう船頭になる。

それから数年。
いまは立派な船頭になった徳兵衛は男ぶりがいいこともあって、柳橋芸者の間で人気者。
ある日、売れっ子芸者のお初を乗せて吉原へ向かうが、途中、にわかの土砂降りに襲われ、船を岸につけてしばし休息することに。

二人きりの時が流れる中、お初は「あなたのことを七年前から知っている」と意外なことを言い出す。
まだ船頭になる前の徳兵衛を見掛け、見そめていたのだという。
そこへ落雷。驚いたお初は徳兵衛に抱きつく……

解説

「お初」と「徳兵衛」のカップルは近松門左衛門の浄瑠璃「曽根崎心中」から出ている。
良く知られたこの浄瑠璃から登場人物の名を借りて作られたのが
人情噺「お初徳兵衛浮名桟橋」。
その発端部分がこの一席である。この噺はさらに明治期に改作され、現行の滑稽噺「船徳」になっている。

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目) ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

★古今亭志ん生(五代目)塩原多助一代記~四ツ目小町

塩原多助序 上州沼田に300石の田地を有する豊かな塩原家の養子多助は、養父角右衛 …

★古今亭志ん生(五代目)五目講釈

上方では「居候講釈」の演題が使われる。 志ん生は一時、三代目小金井蘆洲(小金井芦 …

★古今亭志ん生(五代目)蒟蒻問答(こんにゃく問答)

落語「蒟蒻問答」 あらすじ 八王子在のある古寺は、長年住職のなり手がなく、荒れる …

★古今亭志ん生(五代目)五銭の遊び(白銅の女郎買い)

大人のニコニコ落語  「五銭の遊び」 古今亭志ん生 あらすじ 吉原は女郎の格がピ …

★古今亭志ん生(五代目)おかめ団子

江戸時代飯倉片町におかめ団子という団子屋さんが有った。この店の一人娘にお亀さんと …

★古今亭志ん生(五代目)大山詣り

落語 「大山詣り」 古今亭志ん生 大山詣り(おおやままいり)は古典落語の演目。原 …

★【親子リレー落語】 古今亭志ん生・志ん朝・金原亭馬生【富久】

【親子リレー落語】古今亭志ん生・古今亭志ん朝・金原亭馬生【富久】 親子三人による …

★古今亭志ん生(五代目)雪とん

あらすじ 絹問屋の娘お糸に岡惚れした大尽兵左衛門が女中を買収し、とんとんと叩くの …

★古今亭志ん生(五代目)駒長(こまちょう)

ほうぼうに借金だらけの長兵衛とお駒の世帯。もうにっちもさっちもいかない。 長兵衛 …

★古今亭志ん生(五代目)稽古屋

稽古屋(けいこや)は落語の演目の一つ。上方、東京とも同じ題である。 初代桂小文治 …