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柳家喜多八 おすわどん

   

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あらすじ

江戸・下谷阿倍川町の呉服商・上州屋徳三郎と妻のお染(あるいは、お艶)は、大変仲の良いことで評判であった。

しかし妻は病の床に就き、ある日徳三郎に

「そろそろ天からお迎えが参りました。そろそろお前さんも後添え(=後妻を迎えること)を考えなくてはいけない。あなたに大層尽くしてくれる人と結ばれてほしい。そうでない人が来た時、後悔するのはあなたです」

といい終えて、亡くなる。

四十九日が過ぎ、徳三郎は女中のおすわを後妻に迎えた。

ある晩、徳三郎が用を足して寝室に戻ろうとすると、外でバタバタと戸を叩くような音がし、続いて「おすわどーん」と呼ぶか細い声が聞こえるようになる。

これが毎晩続き、気に病んだおすわは寝込んでしまう。

上州屋の人々は、前妻の幽霊ではないかと恐れおののく。徳三郎は町内に住む浪人の「荒木またずれ(荒木又右衛門のもじり)」に、店の門の裏に張り込んで幽霊の正体を見破るよう頼む。

その晩、荒木は剣を構え、音と声の主を待つ。

「バタバタバタ」

「おすわどーん」

「待て!」

荒木が表へ飛び出すと、声がしたあたりには屋台のそば屋が座っている。

バタバタという音はうちわで七輪をあおいで火をおこす音であり、

「おすわどーん」と聞こえた声は「おそば、うどーん」という売り声であった。

荒木は
「拙者は、上州屋の主に頼まれて化け物退治にまいったのだ。しかし、武士としてこのまま手ぶらで帰るわけにはまいらん。化け物の首を持ち帰りたい。打ち落とすからこれへ出せ」
と無理を言う。

そば屋は
「私の首は差し上げられません。その代わり、私の息子を身代わりに立てますので、お許しを」

と言って、屋台の引き出しからそば粉を取り出し、

「そば屋のコ(子=粉)だからソバコ」ととぼけてみせる。

荒木が「たわけたことを申すな。貴様これを何とするのだ」と怒ると、そば屋は平然として、

「ええ、テウチになさいまし」

[出典:Wikipedia]

柳家喜多八 プロフィール

柳家 喜多八(やなぎや きたはち、1949年10月14日 – 2016年5月17日)は、東京都練馬区出身の落語家。落語協会所属の真打。

本名は林 寬史(はやし ひろふみ)。学習院大学落語研究会から柳家小三治に入門した。出囃子は『梅の栄』、紋は『丸に三ツ柏』。愛称は『殿下』。

略歴

1968年3月 – 東京都立秋川高等学校を卒業。
1976年3月 – 学習院大学を卒業。
1977年2月 – 10代目柳家小三治に入門。
1978年9月 – 前座になる。名は小より。
1981年5月 – 二つ目に昇進。小八に改名。
1993年9月 – 真打昇進。喜多八に改名。
2016年5月9日 – 鈴本演芸場5月上席夜の部でかけた「ぞめき」が最後の高座となった。
2016年5月17日 – がんにより死去。

人物

師匠の芸を受け継ぎつつ独自の芸風を確立し、柳派の中堅落語家として玄人筋の評価が高かった。

得意な噺は「だくだく」「もぐら泥」「二番煎じ」「笠碁」ほか多数。柳派の落語は何でもこなした。

自称・虚弱体質。渋みのある声質ながらとぼけた雰囲気を持ち、出囃子からけだるい雰囲気で座布団に座り、一見やる気のない枕から、いつの間にか熱演に引き込み、爆笑をさそう。

三遊亭歌武蔵、柳家喬太郎とユニット「落語教育委員会」を結成しており、公演ではコントも披露していた。

エピソード

モットーは「清く、気だるく、美しく」、趣味は「サイクリングに墓参り、宝塚歌劇鑑賞など」。

宝塚に関しては、自らの名をもじって「キタナヅカ歌劇団・永遠ちはや」と名乗り、「圓朝まつり」で歌を披露していた。

学生時代に乗馬のエキストラで映画に出演したことがある。

著書

『落語教育委員会』(東京書籍、2012年8月)- 三遊亭歌武蔵、柳家喬太郎との鼎談

『柳家喜多八膝栗毛』(まむかいブックスギャラリー、2013年12月)
柳家喜多八 制作協力、五十嵐秋子(東京音協)編

関連書籍

『師匠噺』浜美雪 著(河出書房新社、2007年4月)
師匠小三治に関するインタビューを掲載

『青い空、白い雲、しゅーっという落語』堀井憲一郎 著(双葉社、2009年1月)
著者によるコラム及びインタビューを掲載

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