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■立川談志 子ほめ

      2014/02/01

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あらすじ

人間がおめでたくできている熊公が御隠居のところに、人にただ酒をのましてもらうにはどうすればいいかと聞いてくる。
そこで、人に喜んでごちそうしようという気にさせるには、まずうそでもいいからお世辞の一つも言えなけりゃあいけないと教えられる。
例えば、人は若く言われると気分がいいから、四十五の人には厄(四十一~三)そこそこ、五十なら四十五と、四、五歳若く言えばいいとアドバイスされる。

たまたま仲間の八五郎に赤ん坊が生まれたので、祝いに行けば酒をおごってもらえると算段している熊公、赤ん坊のほめ方はどうすればいいか聞くと、隠居がセリフを教えてくれる。
「これはあなた様のお子さまでございますか。
あなたのおじいさまに似てご長命の相でいらっしゃる。
栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳しく、蛇は寸にしてその気をのむ。

私も早くこんなお子さまにあやかりたい」喜んで町に出ると、顔見知りの伊勢屋の番頭に会ったから、早速試してやろうと、年を聞くと四十歳。
四十五より下は聞いていないので、無理やり四十五と言ってもらい、
「えー、あなたは大変お若く見える」
「いくつに見える?」
「どう見ても厄そこそこ」
「馬鹿野郎ッ」としくじった。

さて、八つぁんの家。
男の子で、奥に寝ているというから上がると、
「妙な餓鬼ィ産みゃあがったな。生まれたてで頭の真ん中が禿げてやがる」
「そりゃあおやじだ」

いよいよほめる段になって、
「あなたのおじいさまに似て長命丸の看板で、栴檀の石は丸く、あたしも早くこんなお子さまにかやつりてえ」
「何でえ、それは」「時に、この赤ん坊の歳はいくつだい?」
「今日はお七夜だ」
「初七日」
「初七日じゃねえ。生まれて七日だからまだ一つだ」
「一つにしちゃあ大変お若い」
「馬鹿野郎、一つより若けりゃいくつだ」
「どう見てもタダだ」
*出典:http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2004/11/post_31.html

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