【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

■立川志の輔 お血脈(おけちみゃく)

      2014/12/18

Sponsored Link

お血脈(おけちみゃく)は古典落語の演目の一つ。
会話劇の形態をとる落語の中にあって、セリフがほとんどなく、演者の地の語りを中心に進めるタイプの噺を『地噺』と言うが、これはその代表格。
かつては10代目桂文治が得意とし、現在は6代目三遊亭円楽が十八番としている。
なお背景描写や時代背景、くすぐりは地獄八景亡者戯に似ている。
本編自体が比較的短い噺ということもあり、大抵の演者は本筋に入る前に、舞台となる信濃国は善光寺の縁起を入れて、一席の噺としている。大筋は一般に流布している善光寺縁起を踏んでいるが、落語であるから、本当かどうかわからない誇張だらけになる。
wikipedia_

Sponsored Link

あらすじ

善光寺に【お血脈】と言う名のハンコがあった。これは一種の免罪符で、浄財百疋(一疋=二十五文)を払って額にスタンプしてもらうと、どんな罪を犯していても極楽往生ができるという大した代物。
「極楽行き大安売り」のお血脈が大流行したおかげで、世の亡者は猫も杓子も極楽へ行ってしまう。地獄は開店休業状態、鬼どもが喰うに困って往生しそうな不景気に、頭を抱えた閻魔大王は緊急会議を招集した。
そこで見目嗅鼻(みるめかぐはな)なる知恵者の鬼が、【お血脈】の件をご注進する。
「こいつを盗んでしまえば、地獄にまたお客が来るでしょう」
閻魔大王、すっかりその気になってしまい、【お血脈】奪取の為の人材集めを開始した。幸い、ここは地獄であるから泥棒の人材ならごまんと所属している。あれは駄目、これは駄目と協議した結果、白羽の矢が立ったのがかの有名な大盗賊・石川五右衛門。
生前、豊臣秀吉の生首欲しさに伏見城へ忍び入り、鴬張り(千鳥の香炉とも)のお陰で捕縛された五右衛門は、その最期を終えた油の煮立った釜で、地獄に来てからも汗を流しつつ「石川や~」とかなんとか唸っている。
大王の使いが事の次第を伝えると、五右衛門先生風呂から上がり、張り切って黒の三枚小袖、朱鞘の大小、素網を着て、重ね草鞋(わらじ) 、月代(さかやき)を森のごとくに生やし、六方を踏みながら大王のもとに乗り込んできた。
話を聴き、『見事盗んで見せましょう』と請け負った五右衛門、娑婆に出てくると早速闇夜に乗じて善光寺に浸入。宝物殿に入って【お血脈】の捜索を開始した。ところが探しても探しても見つからない、とうとう諦めて帰ろうとすると、頭上の棚になにやら小さな箱がある。開けてみるとまた箱、開けてみるとまた……と言うマトリョーシカみたいな箱を開け、中身を見るとまごう事なき【お血脈】。
そのまま盗んで消えればよかったものの、元々芝居好きだった五右衛門先生、有職鎌倉山の泥棒権平のノリで――
「アァありがてえ、かっちけねえ。まんまと善光寺の奥殿へ忍び込み、奪い取ったるお血脈の印。これせえあれば大願成就、アァありがたや、かっちけなやァァ!」
と押し頂いたもんだから、自分が極楽へスーッ……

Sponsored Link

 - 立川志の輔 ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 買い物ブギ

Sponsored Link あらすじ ある男がドラッグストアで、奥さんから頼ま …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 踊るファックス

あらすじ 新しくファックスを購入した吉田薬局。 クリスマス・セールのチラシを作っ …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 宿屋の仇討

Sponsored Link あらすじ 宿に泊まった三人組が、飲めや歌えで騒いで …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 バールのようなもの

*清水義範の小説が原作 Sponsored Link あらすじ 大工の八っつぁん …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 歓喜の歌

『歓喜の歌』(かんきのうた)は、立川志の輔による新作落語。映画化、テレビドラマ化 …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 百年目

Sponsored Link

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 猿後家

猿後家(さるごけ)は、落語の演目のひとつである。元々は上方落語の演目で、東京へは …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 はんどたおる

Sponsored Link 新聞勧誘員とそれを受け、逆に難題を突きつける夫婦の …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 ろくろ首(ろくろっ首)

Sponsored Link

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 親の顔

『親の顔』は立川志の輔作の新作落語である。 志の輔がプロになってから初めて創作し …