【落語チャンネル】 ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

立川志の輔 蜘蛛駕籠(蜘蛛駕篭)

      2014/12/18

Sponsored Link

Sponsored Link

あらすじ

鈴が森で客待ちをしている駕籠屋の二人組。
ところが、昨日ここに流れてきた前棒がおめでたい野郎で、相棒がトイレに行っている間に、ほんの数メートル先から、塵取りを持ってゴミ捨てに来た茶店のおやじをつかまえて「だんな、へい駕籠」

屁で死んだ亡者のように付きまとい、むりやり駕籠に乗せようとして
「まごまごしてやがると、二度とここで商売させねえからそう思え」とどなられて、さんざん。

次に来たのが身分のありそうな侍で、
「ああ駕籠屋、お駕籠が二丁じゃ」
「へい、ありがとう存じます」

前の駕籠がお姫さま、後ろがお乳母殿、両掛けが二丁、お供まわりが四、五人付き添って、と言うから、てっきり上客と、喜び勇んで仲間を呼びに行きかけたら「そのような駕籠が通らなかったか」またギャフン。

その次は酔っぱらい。
女と茶屋に上がり、銚子十五本空にして、肴の残りを竹の皮に包んで持ってきたことや、女房のノロケをえんえんと繰り返し、おまけにいちいち包みを懐から出して開いてみせるので、駕籠屋は閉口。
やっと開放されたと思うと、今度は金を持っていそうなだんなが呼び止めるので、二人は一安心。

酒手もなにもひっくるめて二分で折り合いがつき、天保銭一枚別にくれて、出発前にこれで一杯やってこいといってくれたので、駕籠屋が大喜びで姿を消したすきに、なんともう一人が現れて、一丁の駕籠に二人が乗り込んだ。

この二人、江戸に帰るのに話をしながら行きたいが、歩くのは面倒と、駕籠屋をペテンに掛けたというわけ。
帰ってきた駕籠屋、やせただんなと見えたのにいやに重く、なかなか棒が持ち上がらないので変だと思っているところへ、中からヒソヒソ話し声が聞こえるから、簾をめくるとやっぱり二人。

文句を言うと、江戸に着いたらなんとでもしてやるからと頼むので、しかたなくまたヨロヨロと担ぎ出す。
ところが、駕籠の中の二人、興が乗って相撲の話になり、とうとうドタンバタンと取っ組み合いを始めたからたまららない。
たちまち底が抜け、駕籠がすっと軽くなった。

下りてくれと言っても、修繕代は出すからこのままやれ、オレたちも中でかついで歩くからと、とうとう世にも不思議な珍道中が出現。
これを見ていた子供が、
「おとっつぁん、駕籠は足何本ある?」
「おかしなことォ聞くな。前と後で足は四本に決まってる」
「でも、あの駕籠は足が八本あるよ」
「うーん、あれが本当のクモ駕籠だ」

Sponsored Link

 - 立川志の輔

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 五貫裁き

五貫裁き(ごかんさばき)は、落語の演目の一つ。 名奉行と言われた大岡忠相を重要な …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 ハナコ

Sponsored Link 飛行機や新幹線で、日本全国を飛び回っている志の輔師 …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 茶の湯

Sponsored Link あらすじ 息子に身代を譲って、隠居所を探していたら …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 宿屋の仇討

Sponsored Link あらすじ 宿に泊まった三人組が、飲めや歌えで騒いで …

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 みどりの窓口

Sponsored Link 解説 この作品も清水義範先生の「みどりの窓口」をモ …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 山崎屋

Sponsored Link

sinosuke立川志の輔
■立川志の輔 歓喜の歌

『歓喜の歌』(かんきのうた)は、立川志の輔による新作落語。映画化、テレビドラマ化 …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 猫の皿

Sponsored Link

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 はんどたおる

Sponsored Link 新聞勧誘員とそれを受け、逆に難題を突きつける夫婦の …

sinosuke立川志の輔
立川志の輔 井戸の茶碗

Sponsored Link あらすじ 正直者の屑屋の清兵衛が浪人、千代田卜斎か …