【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

春風亭柳好(三代目) たちきり

      2014/06/01

Sponsored Link

「たちぎれ」もしくは「たちきれ」は、上方落語の演目の一つ。
別名「立ち切れ (たちぎれ) 線香」「たちきり」。
江戸時代に笑話集「江戸嬉笑」の中に収められた「反魂香」を元につくられた、古典落語の名作。

上方で主に高座にかけられ、その後東京でもかけられるようになった。
3代目 桂米朝以下、米朝一門の持ちネタであるほか、女性の登場する噺を得意とした5代目桂文枝の口演が有名であった。
近年では笑福亭鶴瓶の口演が有名。
東京では3代目春風亭柳好や8代目三笑亭可楽らが主な演者である。

道楽ばかりをしている若旦那、親族会議の結果、改心の為に百日間の蔵住まいを命じられる。
ところがそれを知らぬ芸者の小糸は、若旦那を思い、連日矢のように手紙を寄越すも、番頭がそれをしまいこんでしまうので、若旦那のもとには届かない。
そしていつしか小糸からの手紙は来なくなった。

百日が過ぎ、蔵から出してもらった若旦那は、そのことを番頭から聞き、最後に届いた手紙を見せてもらうと、いてもいられなくなり、小糸のいる店を訪れる。しばらく顔を見せなかった若旦那の姿を前にして、店の者は大層驚く。
というのも、若旦那が訪れなくなったことを悲しみ、小糸は亡くなったというのだ……

江戸にも原話は見られるが、笑福亭の祖である京都の初代松富久亭松竹の作といわれるものを、三代目柳家小さんが東京に移入した落語である。
演題にある「たちきり」とは、芸妓の玉代を線香で計り、その線香が立ち切れる(燃え尽きる)までを座敷の時間とした花柳界に由来している。

落語の中でそうした世界を舞台にした男女の仲が描かれるとなると、その恋は不純なものが多く、若旦那が遊びの行く末に勘当になるという展開が多い中、この噺では相惚れの末に芸者が命を落としてしまうという純愛悲劇が描かれている。

若旦那は蔵住まいの中で、店のことを考えるようになり、改心をするが、その一方で芸者小糸はその間も若旦那のことを思い続け、焦がれ死にをしてしまうのだ。

それだけに、小糸の若旦那を想い続けていた気持ちを、店の女将が静かに語って聞かせる場面は切なくて悲しい。

Sponsored Link

 - 春風亭柳好(三代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

春風亭柳好(三代目)鰻の幇間(うなぎのたいこ)

※口演部分=27分まで。以降無音になっています。   明治中期ごろから …

春風亭柳好(三代目)羽織の遊び
★春風亭柳好(三代目)たいこ腹(幇間腹・太鼓腹)

たいこ腹(たいこばら)は、古典落語の演目の一つ。別題は『幇間腹』。 原話は、安永 …

春風亭柳好(三代目)青菜

もとは上方落語で、3代目柳家小さんが東京へ移植した。以降東京では小さん一門の得意 …

春風亭柳好(三代目) 居残り佐平次

あらすじ 右を向いても左を向いても貧乏人が集まったとある長屋。 その輪にいた佐平 …

春風亭柳好(三代目)大工調べ

あらすじ 頭はちょっと弱いが腕の良い大工の与太郎を、棟梁の政五郎は何かと面倒をみ …

春風亭柳好(三代目) 二十四孝
春風亭柳好(三代目)野ざらし(野晒し)

三代目春風亭柳好は同演目を得意ネタとしており、リズミカルな歌い調子と底抜けに明る …

春風亭柳好(三代目)
春風亭柳好(三代目)がまの油(蝦蟇の油)

★聴き比べ ⇒⇒ 三遊亭圓生(六代目) がまの油