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柳亭痴楽(四代目) 新聞記事(阿弥陀池)

      2014/12/21

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『新聞記事』(しんぶんきじ)・『阿弥陀池』(あみだいけ・あみだがいけ)は古典落語の演目の一つ。
もともとは明治40年(1907年)ころに上方の桂文屋が作った上方落語の演目で、桂文屋が創作した当時は『新作和光寺』の題で演じていた。

後に再演した初代桂春團治が、現在のギャグの多くを取り入れ十八番とし、以降、『阿弥陀池』として現在のスタンダードな演じ方に変わった。
昭和初期に初代昔々亭桃太郎が改作した上で東京に移植した。

初演は1906年4月8日の『桂派落語矯風会』。
主な演者は上方では、3代目桂米朝や2代目桂枝雀、桂坊枝、3代目桂歌之助など。
東京では、4代目柳亭痴楽や3代目三遊亭圓歌などがいる。

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あらすじ

慌て者で少しぼーっとした八五郎。
ご隠居のところでバカを言っているうちに、「おまえ、新聞は読むか」と聞かれる。
「へえ、月初めに一月分」「そりゃ古新聞だろ。
じゃ、まだ今朝のを見てないな」急に隠居の声が低くなって、
「おまえの友達の天ぷら屋の竹さんが、昨夜夜中に泥棒に殺された」という。

竹さんが寝ていると、枕元でガサガサ物音がするので電気をつけると、身の丈六尺はあろうという大男。
そいつがギラリと日本刀を抜いて、「静かにしろ」と脅したが、竹さん、なまじ剣術の心得があるものだから、護身用の樫の棒を取るとピタリと正眼に構えた。
泥棒は逆上して、ドーンと突いてくる。

竹さん、ヒラリとかわして馬乗りになり、縛ろうとすると、泥棒がのんでいたあいくちで胸元をグサッ! 「あっ」と後ろへのけぞって一巻の終わり。
家は右往左往の大騒ぎで、そのすきに泥棒は逃げ出した。
しかし、悪いことはできないもので、五分たつかたたないうちにアゲられた。
それもそのはず、天ぷら屋……。
何のことはない、落とし噺でからかわれただけ。

ところが八五郎、これを聞いてすっかり感心し、自分もやってみたくなって、当の本人の家で「天ぷら屋の竹が殺されたよ」とやって、ほうほうの体で逃げ出した。
それでもまだ懲りずに、もう一人のところへ上がり込み、隠居の

「おい、ばあさん、八っつあんが来たよ。茶を出してやんな」のセリフからそっくり始めたから、
「おい、何でウチの女房をばあさんにしやがるんだ」とケンツクを食わされてミソをつける。

こうなればもう乗りかけた船と、強引に殺人事件を吹きまくるが、ところどころおかしくなり、泥棒の身の丈が一尺六寸になったり、あいくちが出てこないで包丁になったり、竹さんがヒラリとタイをかわした、のタイが思い出せずに、二つ並んでいる→布袋大黒→恵比寿様→釣竿→魚→鯛で連想ゲームまでやってのける。

ようやく最後の、五分たつかたたないうちに、というところまで行き着いたが、またも肝心の「あげられた」が出ない。
四苦八苦していると、向こうが先に「アゲられただろ。天ぷら屋だからな」とやってしまった。

それを言いたいためだけに連想ゲームまで演じたのだから、立つ瀬がない。
「ところでおめえ、その話の続きを知ってるかい? 竹さんのかみさんが、亭主が死んで、もう二度とだんなは持たないと、尼さんになったてえのは」

「どうして」

「もとが天ぷら屋のかみさんだけに、衣をつけたがらあ」

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