【落語チャンネル】 ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目) お化け長屋

      2014/06/21

Sponsored Link

あらすじ

長屋に空き店の札。
長屋が全部埋まってしまうと大家の態度が大きくなり、店賃の値上げまでやられかねない。

そこで店子の古株、古狸の杢兵衛(もくべえ)が世話人の源兵衛と相談し、店を借りにくる人間に怪談噺をして脅かし、追い払うことにした。
最初に現れた気の弱そうな男は、杢兵衛に「三日目の晩、草木も眠る丑三つ時、独りでに仏前の鈴がチーン、縁側の障子がツツーと開いて、髪をおどろに振り乱した女がゲタゲタゲタっと笑い、冷たい手で顔をサッ」と雑巾で顔を撫でられて、悲鳴をあげて逃げだした。
おまけに六十銭入りのがま口を置き忘れて行ったから、二人はホクホク。
次に現れたのは威勢のいい職人。
なじみの吉原の女郎が年季が明けるので、所帯を持つという。

これがどう脅かしてもさっぱり効果がない。

仏さまの鈴がリーンと言うと
「夜中に余興があるのはにぎやかでいいや」
「ゲタゲタゲタと笑います」
「愛嬌があっていいや」

最後に濡れ雑巾をなすろうとすると
「何しやがんでえ」
と反対に杢兵衛の顔に押しつけ、前の男が置いていったがま口を持っていってしまう。

この男、早速明くる日に荷車をガラガラ押して引っ越してくる。
男が湯に行っている間に現れたのが職人仲間五人。

日ごろから男が強がりばかり言い、今度はよりによって幽霊の出る長屋に引っ越したというので、本当に度胸があるかどうか試してやろうと、一人が仏壇に隠れて、折りを見て鉦をチーンと鳴らし、二人が細引きで障子を引っ張ってスッと開け、天井裏に上がった一人がほうきで顔をサッ。

仕上げは金槌で額をゴーンというひどいもの。
作戦はまんまと成功し、口ほどにもなく男は親方の家に逃げ込んだ。

長屋では、今に友達か何かを連れて戻ってくるだろうから、もう一つ脅かしてやろうと、表を通った按摩に、家の中で寝ていて、野郎が帰ったら「モモンガア」と目を剥いてくれと頼み、五人は蒲団の裾に潜って、大入道に見せかける。

ところが男が親方を連れて引き返してきたので、これはまずいと五人は退散。
按摩だけが残され「モモンガア」。

「みろ。てめえがあんまり強がりを言やあがるから、仲間に一杯食わされたんだ。それにしても、頼んだやつもいくじがねえ。
えっ。腰抜けめ。尻腰(しっこし)がねえやつらだ」

「腰の方は、さっき逃げてしまいました」

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目) ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
【お正月バージョン】古今亭志ん生(五代目)替り目

  「大将、俥(くるま)差し上げましょうか」 「お前はそんなに力がある …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) 小間物屋小四郎(大岡政談より)

京橋五郎兵衛町の長屋に住む、背負い(行商)の小間物屋・相生屋小四郎。 今度上方へ …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) らくだ(長尺50分)

Sponsored Link

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) お血脈(おけちみゃく)

お血脈(おけちみゃく)は古典落語の演目の一つ。 会話劇の形態をとる落語の中にあっ …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) へっつい幽霊

竃幽霊(へっついゆうれい)は古典落語の演目の一つ。原話は、安永2年(1773年) …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) 雨の将棋

Sponsored Link 将棋好きの二人、今日も将棋で遊んでいたが、「待った …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
■古今亭志ん生(五代目) 風呂敷

風呂敷(ふろしき)は古典落語の演目の一つ。別題は『風呂敷間男』。 原話は安政2年 …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) 妾馬(八五郎出世)

八五郎出世(はちごろうしゅっせ)は古典落語の演目の一つ。 別題は『妾馬』(めかう …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
古今亭志ん生(五代目) 水屋の富

水屋の富(みずやのとみ)は古典落語の演目の一つ。 原話は、文政10年(1813年 …

古今亭志ん生(五代目)kokonteisinsyo
■古今亭志ん生(五代目) 岸柳島(巌流島)

岸柳島(がんりゅうじま)は古典落語の演目の一つ。 「巌流島」とされる事もある(理 …