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橘家圓喬(四代目) 魚売人(ぎょばいにん)

      2014/08/08

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あらすじ

何でも音読みするのが漢学者の癖。漢学者、魚屋を「ぎょばいにん」と呼び、
白魚(しらうお)を「はくぎょ」、鯖(さば)を「せいぎょ」、鯉を「りぎょ」、鮃を「へいぎょ」と何でも漢語で呼ぶ上、それを一々理屈っぽく説明して、
「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥、今度塾へ遊びにござれ、教えてしんぜる」
その学者が値段を聞くと、魚屋が、
「ゲタメでござんす」
「ゲタメとは何じゃ」
「ゲタの穴が三つだから三百でさあ」
「下駄の目か……なるほど」
「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥、今度河岸へ遊びにござれ、教えてしんぜる」

プロフィール

玄冶店の師匠~4代目橘家 圓喬(たちばなや えんきょう、慶応元年11月9日(1865年12月26日) – 大正元年(1912年)11月22日)は、東京出身の落語家。本名:柴田清五郎。
(元は桑原で養子になり柴田になったと思われる。)

1865年11月9日生まれ、近所に4代目橘家圓太郎(「ラッパの圓太郎」)が住んでいた関係で幼いころから寄席の楽屋に出入りするようになり、1872年に7歳の若さで三遊亭圓朝門下に入門し三遊亭朝太を名乗る。

1878年に二つ目昇進し、2代目三遊亭圓好に改名。1882年には東京を離れ上方で修行、1885年に4代目三遊亭?圓喬となり1887年頃には改めて4代目橘家圓喬襲名し、日本橋瀬戸物町の伊勢本で真打昇進披露。

1903年には「第一次落語研究会」発足に参加。1912年11月16日新宿末廣亭での最後の高座。
その6日後、宿痾の肺病のため死去。

日本橋住吉町の玄冶店に住んでいたので「住吉町の師匠」や「住吉町さん」や「玄冶店の師匠」などで呼ばれた。
圓朝門下の逸材で師の名跡を継ぐ話もあったが、狷介な性格が災いして立ち消えになった。

気に入らない者には、わざとその前の高座に上がって噺をみっちりやって次に出た者を困らせ、それを楽屋で聞いて冷笑していたり、4代目橘家圓蔵が高座に上がっている時、楽屋で「何でげす。品川のはア。ありゃ話じゃありやせんな。おしゃべりでげす。」と聞えよがしに悪口を言うなど、仲間うちから嫌われていた。

だが、芸に対しては真剣であり、前座や若手相手に熱心に噺の指導をして自分の出番を忘れたり、5代目三遊亭圓生が前座の頃、圓喬に噺の間違いを指摘したらいきなり正座して「ありがとうございました。」と一礼したという。

また初代三遊亭右女助(後の4代目古今亭今輔)が大阪からきたばかりで、馴染みがなく困っていたところを、圓喬は右女助の高座の前で引っ込む際に「さて次に上がりまする右女助は大阪から来たばかりなので、よろしくおひきたてのほどをお願い申し上げます。」との口上を毎晩言って助けるなど人情味の厚い一面もあった。
墓所は豊島区法明寺。

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