【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

立川談志 姫かたり

      2014/02/05

Sponsored Link

姫かたり(ひめかたり)は古典落語の演目の一つ。
主な演者として、5代目古今亭志ん生や3代目三遊亭金馬、2代目三遊亭円歌など、現在では 7代目立川談志などがいる。

▼あらすじ
耳を澄ますと、正月の飾りを売る男の声が聞こえてくる。
「市やまけた。市やまけた。しめか飾りかだいだいか」
時は十二月の十七日。浅草寺の境内は、年の市でにぎわっていた。
そんな喧騒の中を、お供を連れたお嬢様が通りかかった。年のころは17・8、水も滴るようないい女だ。
「あれは楊貴妃の再来か。普賢菩薩か常盤御前、袈裟御前か晩の御前…」
見物人がうっとりと見とれていると、そのお嬢様がいきなりひっくり返った。
どうやら持病の『癪』が出たらしい。お供のものは大慌てで、お嬢様を近くの【大野林庵】と言う先生の所へ担ぎ込む。
「この方は、とあるお大名の姫だ。浅草観音へご参詣の折、にわかの緒差込で難渋しておる。如何か見て差し上げてくれ」
「かしこまりました」
一世一代の大仕事に、林庵先生、張り切ってお嬢様の診察を開始した。
「苦しうない。もそっと近うへ…」
「は、ハイ…」
とりあえず触診と言う事になり、お嬢様の胸に手をかける。柔らかい肌…ふくよかな胸…。つい、力をこめてムギュッ!!
途端にお嬢様が「あれぇ!」。
すぐさま長いものを引っこ抜いたお供がなだれ込み、先生哀れ捕まった。
「観世音参詣の帰りゆえ、殺生はしたくないが、こんなことが漏れたらみどもは切腹をまぬがれない。一同の者へ口止め料を出してくれぬか?」
「ハイ!! で、いかほど…」
「二百両で如何じゃ?」
二百両渡すと、いきなりお嬢様が跳ね起きて先生をにらみつけた。
「やい、東庵、医者のくせに金貸しまでして、たいそうため込んだそうじゃないか。だから、一芝居うったんだ。これにこりて妙なまねをするんじゃないぞ。」
尻っぱしょりで、懐手。啖呵を切ると、お供とともに意気揚々と引き上げていく。ぽかんとする先生の耳に、売り子の声が聞こえてきた。
「医者負けた。医者負けた。姫かかたりか。」
先生思わず「大胆な…」

Sponsored Link

 - 立川談志 ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

立川談志/疝気の虫

疝気の虫(せんきのむし)は古典落語の演目の一つ。原話は、寛政8年に出版された笑話 …

立川談志 慶安太平記~箱根越え
■立川談志 松曳き

※29:07~野ざらし 『松曳き』(まつひき)は古典落語の演目の一つ。 主な噺家 …

立川談志/がまの油(蝦蟇の油)
立川談志 現代落語論
立川談志 清正公酒屋(せいしょうこうさかや)

縁結び浮名の恋風 酒屋の一人息子の清七は、水も滴るいい男。町内きっての美男子だっ …

立川談志 狸賽(たぬさい・たぬき)

狸の札・狸の鯉・狸賽・たぬき

■立川談志/やかん(薬缶)

★聴き比べ ⇒ 三遊亭金馬(五代目)やかん  ⇒ 三遊亭圓生(六代目)やかん & …

立川談志 蜀山人(しょくさんじん)

蜀山人こと大田 南畝 大田 南畝(おおた なんぽ、寛延2年3月3日(1749年4 …

立川談志 宿屋の富(高津の富)

宿屋の富(やどやのとみ)は古典落語の演目の一つ。 上方落語では『高津の富(こうづ …