【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目) 天狗裁き

      2014/07/27

Sponsored Link

『天狗裁き』(てんぐさばき)は、古典落語の演目。元々は上方落語の演目の一つである。
長編落語『羽団扇』(演じ手は2代目三遊亭円歌など)の前半部分が独立して、一席の落語となった。
現在の演出は、上方の3代目桂米朝が発掘・再構成し復活させたものによる。
東京では5代目古今亭志ん生が得意とした。

あらすじ

家で寝ていた八五郎が妻に揺り起こされる。「お前さん、どんな夢を見ていたんだい?」
八五郎は何も思い出せないので「夢は見ていなかった」と答えるが、妻は納得せず、隠し事をしているのだと疑う。

「夢は見ていない」「見たけど言いたくないんだろう」と押し問答になり、夫婦喧嘩になってしまう。

長屋の隣人が夫婦喧嘩に割って入るが、経緯を聞いた隣人も夢の内容を知りたがる。
「そもそも夢は見ていないので話しようがない」と八五郎は言うが隣人は納得せず、またも押し問答から喧嘩になってしまう。

今度は長屋の大家が仲裁に入った。大家もやはり八五郎の夢について知りたがる。
八五郎は「夢を見ていない」と弁解するが大家には信じてもらえず、「隠し事をするような奴はこの長屋から出て行け」と言われてしまう。
八五郎が立ち退きを拒否したため、奉行所で詮議されることとなった。

奉行は八五郎に好意的だったが、やはり八五郎の夢に興味を持ち、見た夢を聞き出そうとする。八五郎は「夢は見ていない」と答えるが奉行の怒りを買い、縛り上げられて奉行所の庭木に吊るされてしまう。

吊るされた八五郎が途方に暮れていると、突風が吹いて八五郎の体が宙に浮く。
気が付くと山奥にいて、目の前には大天狗が立っている。

奉行所の上空を飛翔中、理不尽な責苦を負わされている八五郎に気が付いたので、助け出したのだと大天狗は言う。
大天狗もまた八五郎の夢のことを聞きたがる。

「夢を見ていないので話しようがない」と八五郎は今まで同様に弁解するが、やはり信じてもらえない。
大天狗は怒り出し、八五郎の喉元につかみかかる。首筋に大天狗の長い爪が食い込み、八五郎は苦しみ悶える。

気が付くと八五郎は家で寝ていて、妻に揺り起こされていた。うなされていたようだ。

「お前さん、どんな夢を見ていたんだい?」

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目) おせつ徳三郎(刀屋)

お店のお嬢様のおせつと奉公人の徳三郎が恋仲に落ちた。それが明るみに出て、徳三郎は …

古今亭志ん生(五代目)怪談阿三の森(かいだんおさんのもり)

あらすじ 深川牡丹町の近くにスズメの森が有ったが、誰言うとはなしに『阿三の森(お …

古今亭志ん生(五代目) 一目上がり(ひとめあがり)
古今亭志ん生(五代目)心中時雨傘(上・下)

あらすじ 根津権現の祭りは勇壮だった。 祭りの準備で屋台が出て、その上根津の遊廓 …

古今亭志ん生(五代目)三年目

三年目(さんねんめ)は古典落語(江戸落語)の演目の一つ。 4代橘家圓喬(たちばな …

古今亭志ん生(五代目)首ったけ

いくら、廓(くるわ)で女郎に振られて怒るのは野暮(やぼ)だといっても、がまんでき …

古今亭志ん生(五代目) 義眼

あらすじ 片目を患った男、医者に診てもらうと 「これ、もう駄目だからくり抜きまし …

★古今亭志ん生(五代目)たいこ腹(幇間腹・太鼓腹)

たいこ腹(たいこばら)は、古典落語の演目の一つ。 別題は『幇間腹』。原話は、安永 …

古今亭志ん生(五代目)そば清

別題:蕎麦の羽織/蕎麦の清兵衛 東京の3代目桂三木助が、『蛇含草』の登場人物と主 …

古今亭志ん生(五代目) 業平文治(なりひらぶんじ)

あらすじ 寛永の頃に本所の業平村に浪島文治郎という人がいた。 この人の父親は堀丹 …