【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目) 安中草三牢破り

      2014/06/11

Sponsored Link

柳生流奥義の伝書を持つ恒川半三郎と、その剣の弟子で家臣の草三郎(安中草三)。
二人は、土浦藩士として10石2人扶持で、つつましく暮らしていました。

半三郎は、才色兼備の誉れの高いりえを娶りますが、藩の重役、久保田傳之進が、りえに横恋慕し、半三郎は、ことごとく辛く当たられ、万座の中で恥をかかせられます。

半三郎は、追い込まれて、ついに傳之進を討ち果たすのですが、これにより、恒川家は、お家断絶、半三郎は切腹をしなければならない状況になりました。

これを聞いた妻のりえは、
「私を殺してください。そうすれば、御家も、ご主人様も、おとがめを受けません」と言って、傳之進との間の不義密通を装う偽の手紙を書きました。
そして、このりえを救おうと、家臣の草三郎が、自分で罪をかぶり、自ら牢に入ります。
草三郎は、この牢で兇賊の白蔵と知り合います。

牢の中で、白蔵と話すうちに、草三郎の母親のおよしさんが、針仕事で仕えている上州の親分と白蔵が、親しい間柄であることを知ります。
そして、母親のその後の消息を聞くうちに、母は、息子(草三郎)が、殺人を犯したため、上州のその村にいられなくなり、小さい子供を連れて、村を去っていったことを知ります。

ここで、草三郎は、母親に、真実を話したいと思うようになります。
すなわち、「自分は、母親と約束した通り、主君を敬い、命を掛けて主君を守ろうとしたのです。」
「殺人は、主君の身代わりで、牢に入ったのです」
と、母親だけには、正しく伝えておきたいと思うようになったのです。

その母恋しさから、牢の外へ出たいという思いが募っていたため、白蔵にそそのかされて、結局、二人で牢を破ることになりました。
ここでは、まだ、純情な青年だった草三郎が、悪党の白雲の白蔵に
「おまえは可愛想だ、お袋に会わせてやろう。牢を出るのは簡単なのだ」と、そそのかされて、牢破りという重罪をおかすことになる心の動きの語りが、聞きどころです。

大雨の日、牢を破った二人は、ゴウゴウと音を立てて渦巻く、堀の中に飛び込みました……

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目) 業平文治(なりひらぶんじ)

あらすじ 寛永の頃に本所の業平村に浪島文治郎という人がいた。 この人の父親は堀丹 …

古今亭志ん生(五代目) 文七元結

文七元結(ぶんしち もっとい)は、三遊亭圓朝の創作で、落語のうち、人情噺のひとつ …

古今亭志ん生(五代目)浅井の化け物娘(本所七不思議・置いてけ堀)

古今亭志ん生(五代目)浅井の化け物娘(本所七不思議・置いてけ堀) 別題:おいてけ …

古今亭志ん生(五代目) 水屋の富

水屋の富(みずやのとみ)は古典落語の演目の一つ。 原話は、文政10年(1813年 …

古今亭志ん生(五代目) おせつ徳三郎(刀屋)

お店のお嬢様のおせつと奉公人の徳三郎が恋仲に落ちた。それが明るみに出て、徳三郎は …

古今亭志ん生(五代目)六尺棒

(サゲまであるスタジオ録音盤) 六尺棒(ろくしゃくぼう)は、古典落語の演目の一つ …

古今亭志ん生(五代目)探偵うどん

探偵うどん(たんていうどん)は古典落語の演目の一つ。 元々は『警察うどん』という …

古今亭志ん生(五代目) 星野屋
古今亭志ん生(五代目)うなぎ屋(鰻屋)
古今亭志ん生(五代目)狸賽(たぬさい・たぬき)

あらすじ あるバクチ打ちの男。 誰か夜中に訪ねてきたので開けてみると、何と子狸。 …