【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

立川談志 武助馬(ぶすけうま)

      2014/01/22

Sponsored Link

武助が元の主人のところに久しぶりに帰ってきた。あれからどうしたと聞くと、八百屋をやっても手があれてダメ。魚屋も貸し本屋もやったがものにならない。それなら好きなことをやろうと、上方にいって役者になって、猪の役や牛の役をもらったという。

その後、上方から江戸に出て、今はその新しい親方の下でやっており、この度新富座に出ることになったから見に来てくれという。演目は何かと聞くと「一ノ谷嫩軍記」だというので、役は何かと聞くと、組討の際の馬の後ろ足だという。主人はがっかりするが、祝儀がわりに行ってやるという。

元の主人は言ったとおり、席を買占め、店の者や出入りの者も連れてやってくる。親方も席が売れて喜び、武助も本番前の練習に余念がない。

そうこうしているうちに出番が近づくが、前足をやる熊衛門がいない。探してやっと見つけると、一杯飲んでいる。しっかりしろと、馬をかぶって準備すると、熊衛門はおならをする始末。後ろ足のところの武助のところに匂いがきてたまらない。

出番が来て、舞台に馬が登場する。主人に連れてこられた客は、褒めなきゃならないと、「馬の後ろ足!」と変な掛け声をかける。武助は声をかけられて調子に乗り、馬の後ろ足を熱演する。前足は酔っ払い、後ろ足は張り切った武助という馬に乗っている役者は、乗っているのが精一杯。張り切った武助は、後ろ足なのにひひ~んと鳴き、客は笑いの渦、一幕がめちゃくちゃになってしまう。

幕が下りた後、武助は親方の元に呼ばれる。乗りにくくなってすみませんと武助が謝るが、親方が怒っているのは鳴いたこと。後ろ足が鳴いたんじゃしょうがないだろうと、説教する親方に、武助が「でも、熊衛門は前足なのに、おならをした」というサゲ。

Sponsored Link

 - 立川談志

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

立川談志 清正公酒屋(せいしょうこうさかや)

縁結び浮名の恋風 酒屋の一人息子の清七は、水も滴るいい男。町内きっての美男子だっ …

立川談志 阿武松

あらすじ 京橋観世新道に住む武隈文右衛門という幕内関取の所に、名主の紹介状を持っ …

■立川談志 ずっこけ

あらすじ 飲み屋が店をしまう時間なのに、熊さんは酔っ払って動こうとしない。 店の …

立川談志 らくだ

『らくだ』は、古典落語の演目。上方落語の演目の1つである。 人物の出入りが多い上 …

立川談志 万金丹

あらすじ 江戸を離れて、気ままな文無し二人旅。 日も暮れて泊まるところが無いので …

立川談志 慶安太平記~吉田の焼き討ち
立川談志 火事息子

あらすじ 江戸の町。神田にある質屋の大店「伊勢屋」の若旦那は子供の頃からどういう …

立川談志 子ほめ

あらすじ 人間がおめでたくできている熊公が御隠居のところに、人にただ酒をのまして …

立川談志/明烏

あらすじ 遊びを知らない堅物の息子の時次郎の将来を心配した商家の旦那が、源兵衛と …

立川談志/道灌

道灌(どうかん)は、落語の演目の一つ。 初代林家正蔵の咄本『笑富林』(1833年 …