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古今亭志ん生(五代目) 義眼

      2014/06/09

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あらすじ

片目を患った男、医者に診てもらうと
「これ、もう駄目だからくり抜きましょう」
「先生、あとどうするんです?」
「今いい義眼が出来てますから、それをはめましょう」
 で、義眼を入れてみたところ、まことに具合がいい。
「夜寝るときとか、使わないときは外してね、水に浸けといて下さい。その方が保ちがいいですから」
「先生、吉原の馴染みの女に見せてやりてえんですが」
「勝手になさい」
 奴さん吉原へ。馴染みの見世にあがって女の子を呼んで泊まる。
 隣の座敷にいた男は、女の子に振られてクサクサしている。
「冗談じゃねえや全く……。女ァちらッと顔ォ見せたっきり、まるで来やしねえ。……隣の座敷には女ァ来てやがんだな。ペチャクチャうるせえね……こっちは独り者だぃ。お静かに願おうじゃねえか。……ん? 本当に静かになったねェ。よせよオイ、静かんなったら何してっか分かるじゃねぇか畜生」
 やがて隣座敷の戸がガタン。
「女出てったね。……ふゎ~あ……しゃあねえ寝ちゃおう。しかし喉が乾いたから、水一杯飲んでから……」
 廊下へ出る。ひょいと見ると隣の戸が少し開いている。覗いてみると、寝ている男の枕元に湯呑み。水に目玉を浸けてあるが、覗き見の男はそんな事もちろん知らない。
「この水飲んじまおう」
 知らん顔して飲み干しちまう。
さぁそれからこの男、通じがつかなくなっちゃった。
「先生、主人はどんな塩梅でしょう」
「奥さんですか。ご主人は肛門の奥に何かが詰まってるようですな。ちょいとこの眼鏡で覗いてみましょう」
 細長い望遠鏡のような器具を肛門に突っ込んで先生それを覗いたが、
「ギャッ!!」
「先生、どうかなさいましたの」
「いや奥さん驚きました。あたしがこっちから覗いたら、むこうからも誰か見てました」

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 - 古今亭志ん生(五代目)

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