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■立川談志 松曳き

   

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※29:07~野ざらし

『松曳き』(まつひき)は古典落語の演目の一つ。
主な噺家は、立川談志桃月庵白酒などがいる。

あらすじ

ある日のこと、粗忽者の殿様が老中の三太夫を呼ぶが、いざ自分の前に参ると、自分が呼んだことも忘れて「何用じゃ?」と聞いてしまう。
その後、三太夫の指摘で自分が呼んだことを思い出し、用件として「先代が植えた赤松が立派に成長したはいいが、そのせいで月を隠すので泉水縁へ植え替られないか」ということを相談する。

しかし、その松は先代が命の次に大事にし、自ら手入れも行っていたようなものであるため、下手なことをして枯らすわけにはいかない…そこで、『餅は餅屋』ということにあやかって植木屋を呼んで見通しを立ててもらうことにする。

そんなわけで植木屋の八五郎が屋敷に呼ばれるが、事前に言葉を丁寧にするよう言われていたため、全ての名詞・動詞に「御~たてまつる」をつけてしまい、殿様にはその言葉をいっこうに理解できない。それが言葉を変に改めているからと三太夫に説明をされ、いつも通りの言葉でいいからと説明を改めて求めると、松を枯らさずに植え替えられると説明されたため、殿は嬉しくなり、職人連中を呼び入れ、酒宴を催す。

そんな中、三太夫に国表より早馬にて書面が届いたということで三太夫は自室に戻り、手紙を拝見すると、そこには「国表において御殿様、姉上様、御死去」、つまり殿の姉が死んだという趣旨が書かれていた。
三太夫は急いで殿の元へ戻り、このことを報告するが、実は三太夫もかなりの粗忽者で書面を詳しく読まずに急いで来てしまったため、再び書面を確認しに、帰宅する。

ところが、改めて書面を拝見すると、その手紙は『国表において、御貴殿、姉上様、御死去』、つまり自分の姉が死んだという内容だったことに気づき、このことを改めて殿に謝罪と共に報告するが、そのことに殿は激怒し、三太夫に切腹を申しつける。

ところが、殿様が三太夫の読み違いへの怒りから、三太夫が読み違えた文章を反芻してみると、自分には姉はいないことに気づき、三太夫の切腹を急いで止めにいくのであった。

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