【落語チャンネル】 ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

■桂文楽(八代目) 締め込み

      2014/02/24

Sponsored Link

締め込み(しめこみ)は古典落語の演目の一つ。
原話は、享和2年(1802年)に出版された笑話本・「新撰勧進話」の一遍である『末しら浪』。
『時の氏神』『盗人の仲裁』『盗人のあいさつ』など、別題は多数。
主な演者には、4代目三遊亭圓生や3代目柳家小さん、そして5代目古今亭志ん生などがいる。
上方では『盗人の仲裁』の演目で5代目桂文枝が演じた。

あらすじ

とある長屋の一室、留守に泥棒が入る。
めぼしいものを物色して風呂敷包みに仕立て上げ、さて逃げようか……と思った途端、表でなにやら足音がした。家人らしい。

慌てて荷物を放り出し、裏に逃げようとしたが、高い塀があって逃げられない。
仕方がないので床板を上げ、縁の下に潜り込む。

入れ替わりに入ってきたのはこの部屋の主、八五郎。見れば件の風呂敷包み……

「カカァめ、間男作ってやがったか! 俺の居ぬ間に家財道具まとめて逃げようと……太ぇ真似を!」
てっきり女房が浮気をしていると勘違い。

早合点の八五郎、後から帰った女房に
「このアマ、とんでもねえ奴だ」と一喝。

何も知らないおかみさん、目を白黒させるが、あらぬ浮気の疑いに立腹。
売り言葉に買い言葉で、罵声と唾と皿鉢が飛び交う凄絶な夫婦喧嘩が勃発。

逆上した八五郎、傍らの火鉢に掛かった薬缶を投げつけるが狙いが外れ、薬缶は畳をゴロゴロ……熱いお湯が畳にぶちまけられる。

「熱ッ……アチャチャチャチャ!!」
真下にいた泥的、頭から煮え湯をかぶって思わず飛び出した。慌てて喧嘩の仲裁に入る。

「旦那、落ち着いてください!! おかみさんも気を静めて!!」

「放っといてくんねぇ! これは俺とカカァの……お前さん、誰だい?」

「え!?」

泥棒が素直に白状したので、夫婦は「これで別れずにすむ」と感謝して、泥棒に酒をのませてやる。

「これを機会に、またちょくちょく」

「冗談じゃねえ。そうちょいちょい来られてたまるか」

しばらく酌み交わしているうちに、泥棒がベロベロになって寝てしまう。
「おい、不用心でいけねえ。もう寝るんだから、表の戸締りをしろ」

「だって、もう泥棒は家に……」

「それじゃ、表から鍵をかけておけ」

Sponsored Link

 - 桂文楽(八代目) ,

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

桂文楽(八代目)katurabunraku
桂文楽(八代目) よかちょろ

●あらすじ 若だんなの道楽がひどく、一昨日使いに行ったきり戻らないので、だんなは …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) 大仏餅

大仏餅(だいぶつもち)は古典落語の演目の一つ。 大看板、三遊亭圓朝の創作落語(三 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) かんしゃく

『かんしゃく』は落語の演目。 三井財閥の一族で実業家・劇作家の益田太郎冠者が初代 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目)  明烏

) 文楽十八番 あらすじ 異常なまでにまじめ一方と近所で評判の日本橋田所町・日向 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) 船徳(舟徳)
桂文楽(八代目)katurabunraku
桂文楽(八代目) 星野屋

Sponsored Link 旦那は弁天山の下の茶店「すずし野」のお花を世話して …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) 素人鰻(うなぎ屋)

素人鰻(しろうとうなぎ)は、落語の演目名。 八代目桂文楽の至芸が知られる。 原話 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
桂文楽(八代目)/しびん(花瓶)

しびんは古典落語の演目の一つ。原話は、宝暦13年(1763年)に出版された笑話本 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) 心眼

横浜から顔色を変えて梅喜(ばいき)が歩いて帰ってきた。聞くと弟に「穀潰しの、ど盲 …

桂文楽(八代目)katurabunraku
■桂文楽(八代目) 夢の酒

夢の酒(ゆめのさけ)は古典落語の演目の一つ。別題は『夢の悋気』。 原話は、安永3 …