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春風亭正朝 唖の釣り(おしのつり)

      2014/10/16

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あらすじ

野の池は古くから殺生禁断の地でした。
ところが七兵衛という男は、毎晩こっそりと上野の池へ鯉釣りに出掛け、それを魚屋に卸して生計を立てていた。
それを聞いた与太郎さん
「おらぁも連れて行ってくれ。ダメだったら、この話みんなに言ってしまうからな。」と脅して頼んだ。
これには 七兵衛もしかたがなく、その晩、与太郎を連れて釣りに出掛けた。

別れて釣り始めたら、与太郎は食いがいいのでキャアキャア言いながら釣っていたら、役人に捕まってしまった。
かねて教わっていたとおり
「病気のお母ぁが鯉を欲しがるが貧しいので買うことができません。悪いこととは知りながら釣っておりました」。
しどろもどろながら教わった通りに申し開きをしたら、
「こいつは少し足りない男のようだが、親孝行の為なら、今夜だけは見逃してやろう」、と許してもらった。

続いて、今度は七兵衛が見つかったのだが、いきなり「また釣っとるかァ」と殴られた。
「また」というのだから与太郎がしくじったのだと思った七兵衛、とたんに舌がもつれて声が出なくなってしまった。
役人が唖と思い込んだのを幸い、器用に身振り手振りのパント マイムで親孝行の説明をする。
「なんと、今晩は親孝行が流行るわい。なかなか器用な唖だな。大目に見てやるぞ」。
それを聞いた七兵衛さん、「あ、ありがとうございます」。
役人はビックリして
「あ、本当に器用な唖だ。口を利いた」。

出典

元禄11年(1698)『露新軽口ばなし』の「又いひそうな事」。
昭和の初め、上方の「唖の魚釣り」を林家彦六が東京に移植したもの。
聾唖者への配慮もあり、あまり放送でも聞く事が少ない。また、ラジオ等では身振り 手振りが分らないので、与太郎の場面だけを演じ、
「それなら許してやるぞ。早く帰って親に食わせてやるが良い。で、どの位釣れた」。
「36匹。もう魚籠に入らねぇや。何か入れ物をくれぇ」 で落とす。
この場合は「上野の釣り」という題名も用いられる。

※参考 ⇒ 桂吉朝 昆陽の御池(こやのおいけ)

プロフィール

春風亭 正朝(しゅんぷうてい しょうちょう、1953年1月12日 – )は、山口県防府市出身の落語家。
落語協会所属。本名は、藤原 義和(ふじわら よしかず)。

略歴

1972年(昭和47年)4月 – 明治学院大学入学
1975年(昭和50年)7月 – 在学中に、5代目春風亭柳朝に入門「正朝」となる
1980年(昭和55年)2月 – 正朝のまま二つ目昇進
1985年(昭和60年)9月 – 正朝のまま真打ち昇進

受賞歴

1983年(昭和58年) – 国立演芸場花形演芸会銀賞
1984年(昭和59年) – 第13回NHK新人落語コンクール 最優秀賞
1984年(昭和59年) – にっかん飛切り落語会若手落語家奨励賞(年間最優秀賞)
1986年(昭和61年) – 選抜!!若手演芸大賞新真打ちの部大賞
1988年(昭和63年) – 選抜!!若手演芸大賞真打ちの部大賞
1990年(平成2年) – 国立演芸場花形演芸会金賞

著作

落語家になりたい(河出書房新社、2005年)
落語に学ぶ話し方と名文句(日本実業出版社 2005年)
落語ギャラリー60(学習研究社、2006年)
落語「通」検定(社団法人落語協会 インプレスジャパン、2006年)
ワールドサッカークイズ(リイド社 2006年)
隔週刊 落語百選 DVDコレクション第3号 正朝「代り目」(デアゴスティーニ2008年)
隔週刊 落語百選 DVDコレクション第8号 正朝「粗忽の釘」(デアゴスティーニ2009年)
落語のいき 第1巻 お店噺編 正朝「悋気の独楽」(小学館DVD BOOK2009年)
落語一日一話 (河出書房新社、野口卓(著), 春風亭正朝(監修)、2009年)
演じてみよう!!親子で楽しむ落語の時間 (成美堂出版、2009年)

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