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■桂米朝(三代目) 田楽喰い(ん廻し)

      2014/06/09

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1983年(昭和58年)頃 国立演芸場

ん廻し(んまわし)は古典落語の演目の一つ。
原話は寛永5年に書かれた笑話本、『醒睡笑』の中の一遍である『児の噂』。
元々は上方落語の演目で、6代目笑福亭松鶴の口演が有名。東京には明治の頃に移入され、近年では6代目三遊亭圓生が得意にしていた。
別題は『運廻し』。
前半部は『寄合酒』、後半部は『田楽喰い』の名で独立して演じられることも多く、特に前者は代々の桂春団治の口演で知られる。

あらすじ

「宵越しの銭は持たない」町内の若い衆が、暑気払いを思いつくが金がない。仕方がないので、めいめい肴を持ち寄って呑む事にしたが、不慣れな男ばかりが集まったために大混乱をきたす(ここまで『寄合酒』)。
結局、持ち寄った食材のほとんどを駄目にしてしまい、大騒ぎしているところへ豆腐屋から田楽が焼き上がってきた。
気を取り直した兄貴分が「運がつくように、「ん」がつく言葉を一つ言うごとに田楽を一枚進呈する」ゲームを提案する。食い気に染まった仲間は必死に頭を絞り、「人参と大根」、「万金丹の看板」と名・珍回答を続発する。
そんな中、一人の男が「30枚はもらう」と大見得を切った。
「せんねん、しんぜんえんのもんぜんのやくてんげんかんばんにんげんはんめんはん しんきんかっぱんきんかんばんぎんかんばん、きんかんばんこんぼんまんきんたんぎんかんばんこんじんはんごんたんひょうたん、かんばんきほうてん」
でまかせかと思いもう一度言わせて見るが、結局また成功されて都合56枚も進呈する事になってしまう。当然、こうなると「もっとすごい事を言ってやろう」と考える輩が出現する。負けずに「算盤を用意しろ」と言い
「半鐘がジャンジャン、ボンボンボン、あっちでジャンジャンジャンジャン、こっちでジャンジャンジャンジャンジャン、消防自動車が鐘をカンカンカンカン…」
延々と言い続ける男に辟易した兄貴分は、
「生の田楽を食わせてやる」
男が文句を言うと、
「今のは消防の真似だろ?だから焼けない内に食わせるんだ」

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