【落語チャンネル】 ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

快楽亭ブラック(二代目) 三味線栗毛

      2016/07/23

Sponsored Link

父親の大名・酒井雅楽頭(ウタノカミ)に疎まれ、下屋敷で家臣同然の暮らしをしている次男坊の酒井角三郎。
彼の下へ療治に呼ばれたのか按摩の錦木。何度か療治に訪れているうちに、角三郎の良き話相手となりますが、その錦木が「あなたは、侍なら大名になると学者から聞いた骨格をしていらっしゃいますが、殿様の御身内ですか?御家中ですか?」と訊きます。角三郎は「家中だ」と嘘をついたものの、「もし、自分が大名になるような事が起きたら、錦木を検校に取り立ててやろう」と約束します。

それから間もなく、錦木は風邪をこじらせ、生死の境をさまようほど長く寝込んでしまい、療治に出られなくなります。
何とか病から立ち直った日、同じ長屋の住人が錦木にこう告げます。
「酒井の御礼殿様が隠居。ご長男が病弱なので、御殿様は御姫様に養子を迎えて跡継ぎにしようとしたが、御親戚一同が“角三郎がいるのに養子とはけしからん”と大反対。その結果、下屋敷で家臣同様の扱い、部屋住み生活を送っていた角三郎が、一躍、跡継ぎとなって酒井雅楽頭に任官した。下々にも通じている大変優れた御殿様と、早くも評判になっている」

その話を聞くや、錦木は「角三郎様が大名になられた」と喜び、涙にくれます(これが元々の演出)。そして、「約束通り、検校に取り立ててもらおう」と、酒井様の御屋敷に出向きます。
酒井家の家臣一同が、病い上がりでヨレヨレの錦木を訝しげに見て、「殿様が下屋敷で暮らしている間、あの按摩に“烏金”でも借りたのではないか?」と口さがないうわさをしている中、酒井雅楽頭となった角三郎は「そなたの家を知らないため分からずにいた。約束通り、兼業に取り立てるぞ!」
錦木は一躍、江戸時代の盲人の最高位・検校に大出世します。

出世した錦木がある日、御殿様の下に御機嫌伺いに参上すると、角三郎の雅楽頭は
「新たに栗毛の馬を買い、“三味線”と名をつけた。余は酒井雅楽頭である。雅楽(ウタ)が乗るから“三味線じゃ”」と洒落ます。
錦木答えて、「殿様が乗りますので“三味線”。して、その御馬に御家来衆が乗りますと?」
雅楽頭「バチ(撥)があたる」


 

Sponsored Link

 - 快楽亭ブラック (二代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  関連記事

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) せむし茶屋(卯の日参り) 放送禁止落語

放送禁止落語  

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) オマン公社(放送禁止落語)

放送禁止落語  

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) 次の御用日

大阪の丁稚常吉と、店の主人の娘糸(とうやんと呼ばれている)が縫物屋さんへとお使い …

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) イメクラ五人廻し(放送禁止落語)

放送禁止落語  

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) お国なまり

 

快楽亭ブラック-2black
■快楽亭ブラック(二代目) お血脈

 

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) 放送禁止落語(2010年)

大江戸日本橋亭で行われた快楽亭ブラック師匠の放送ギリギリの危なすぎる落語  

快楽亭ブラック-2black
■快楽亭ブラック(二代目) 大須演芸場強制執行日最後のトリ お血脈

2014年2月3日 名古屋大須演芸場に強制執行 明け渡し記念 無料特別講演最終日 …

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) 川柳の芝浜

Sponsored Link  

快楽亭ブラック-2black
快楽亭ブラック(二代目) 権助魚

ある商家のおかみさんが飯炊きの権助を呼び出して訊ねごと。 「近ごろ、旦那の様子が …