【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目) 鶴亀

   

Sponsored Link

あまり聴くことがない噺であるが、これは『御慶(ぎょけい)』という噺の前半部分を志ん生が独立させたもの。
目出度い噺として正月の寄席でやっていた。これをNHKのラジオとテレビが一度だけ生中継した。放送されたのはその時だけである。
[出典:志ん生全席 落語事典]

あらすじ

富(とみ)が流行った当時の噺です。富にすられて、八五郎は文無しになって家に帰ってきた。今度は当たるからと女房の着ている半纏をせびった。今度は鶴が俺の肩に留まった夢を見た。俺は八五郎だから、鶴で一千、八五郎で八五六、で買うから半纏を貸せ。「イヤだよ。それなら出ていくよ」、「出ていけ!その代わり半纏を置いていけ」。嫌がる女房の半纏を無理矢理取り上げ、質屋に行って番頭に掛け合い、これも無理矢理1分を借りて、湯島境内に来てみると何万という人であふれていた。
当たったら、お伊勢詣りをして、職人を辞めて商いを始める。質屋をすれば、今までは遠かったが近くになって便利だから。
別の男は当たったら、庭に池を掘ってそこに酒を入れて泳ぎながら酒を飲む。ん?ハズレたら・・・、ション便をして寝ちゃう。

ワイワイ言っている内に、「突き留め~」の声で、場内が一瞬水を打ったように静かになって、その気で札が動いたという。
「今日(こんにち)の突き留め~、鶴の~、千・八百・五十・六番~」。八五郎は歯の根も合わないほど震えて座り込み、回りの群衆に助けられて勧進元に。
「来年の2月まで待てば全額お渡ししますが、今ですと2割引いた額になります」。「無くなっちゃうのでなければ、それでイイ」ともらってきた。

フアフアしながら家に帰れば「また、外れたね」とつれない挨拶。戸を閉めて金を見せると、「あ~らまあ、アンタ。チョイと、、、だから、富は買わなくちゃ」。「800両だ」、「1両有れば1年暮らせる金だよ」、「そうだ800年暮らせる」。あれも買いたい、これも欲しいと楽しい話が始まったが、「このお金何処にしまう?」、「俺の褌(ふんどし)に入れて持ち歩くよ」、「それじゃダメだから、瓶(かめ)に入れて床下に隠しておこう」、「何で瓶なんだ」、「アンタは鶴で当たったんだから、瓶(亀)に入れれば、鶴亀でめでたいだろう」、「鶴で800両」、「鶴、鶴って、大きな声を出すんじゃないよ。長屋の者がクチバシを入れるよ」。
[出典:落語の舞台を歩く]

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

【お化け長屋】三遊亭金馬~古今亭志ん生【リレー落語】
古今亭志ん生(五代目) 名人長二

(一)00:00:00 (二)00:27:58~ (三)00:55:28~ (四 …

古今亭志ん生(五代目)お直し【文部大臣賞に燦然と輝く郭噺】

1956年(昭和31年)12月、『お直し』の口演で文部省芸術祭賞(文部大臣賞)を …

古今亭志ん生(五代目)犬の災難

『猫の災難』という噺の猫を犬に替えたもの。 鯛ではなく、隣に届いた鶏を預かったと …

古今亭志ん生(五代目)怪談牡丹灯籠(お札はがし)

[怪談牡丹燈籠]

古今亭志ん生(五代目)弥次郎(うそつき弥次郎)

上方落語の演目『鉄砲勇助(嘘つき村)』の前半部を独立させ、「安珍・清姫伝説」を下 …

古今亭志ん生(五代目)麻のれん

按摩の杢市は、強情で自負心が強く、目の見える人なんかに負けないと、いつも胸を張っ …

古今亭志ん生(五代目)つるつる

八代目桂文楽が、それまでこっけい噺としてのみ演じられてきたものを、幇間の悲哀や、 …

古今亭志ん生(五代目) まんじゅうこわい(饅頭怖い)

あらすじ 町で若者の寄り合いがありました。次から次へ恐いものを言い合いました。 …

古今亭志ん生(五代目) 羽衣の松

あらすじ 人というものは大変なもので、本当の美人は『顔の真ん中に鼻がある』と申し …