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春風亭小柳枝(七代目) 浮世風呂

      2015/07/04

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江戸浮世風呂事情

江戸では内湯がある家はよほどの大店くらいものでした。
なにしろ火事早いのが江戸の名物といわれたくらいで家々に風呂なんぞがあった日には危なくて仕方がないというわけでしょう.。
ですから皆さん「湯屋」、銭湯に行くことになります。
昭和の30,40年代までは日本もこうだったでしょう。
江戸の湯屋は風呂桶の上が板囲いになっていましてくぐって中に入ります。
「石榴口」などと言われておりました.蒸気を逃がさないためですね。
最初は「蒸し風呂」だったどうです。サウナですな。

ですから湯の中は暗かったのです。電灯などない時代でしょ。
暗いというても半端jじゃないでしょうね。
今の人からみればです。最初の頃は混浴だったようです。
ふんどしなどはつけたままはいったようですね。
でも当然なのでしょうが、よからぬ御仁がいるものですから、男女別になりました。
落語「浮世風呂」には湯屋の状況がよく描かれております。
大店の旦那や若旦那などは昼間のうちに湯屋に行きますようで.女湯に刀掛けなどと言われますが、見回り役の同心などは女湯の朝風呂なんて贅沢をしていたようですよ。

ところで男湯と女湯は対照的な部分があったのだそうです。
女湯は湯の中は陰気で洗い場が陽気です。男湯は湯の中が陽気で洗い場が陰気です。
確かにそうですね。男湯では洗い場ではあまりペチャクチャやっていませんよ。
その代わり湯船の中では世間話や新聞種、健康のことなどよくしゃべっていますね。
歌などをうなっている人もおりますし、女湯となると湯船の中では静かに入っておりますよ。
そのかわり洗い場に出るともうおしゃべりの限りをつくしているようです。

この辺の様子は円生師匠の「浮世風呂」でよく描かれています。
脱衣場での女性の脱ぐ様は見事だったそうですよ。勿論和服ですからね。
男性のように全部脱いで手ぬぐいで前を隠して中へというわけにはいきません。
ではどうするかというと、手ぬぐいを口に咥えます。
端を咥えてね、いつでも下にパラット垂れるようにします。
肌襦袢と腰巻を落とした瞬間にパラリと手ぬぐいを落とすというわけですな。
まことに風情が合ったようです。

[出典:バーチャル寄席]

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