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三遊亭圓生(六代目) 開帳の雪隠

   

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開帳の雪隠(かいちょうのせっちん)は古典落語の演目の一つ。
原話は、明和9年(1772年)に出版された笑話本・「鹿の子餅」の一遍である『貸雪隠』。
主な演者には、6代目三遊亭圓生などがいる。

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あらすじ

 江ノ島・鎌倉を知っているだけで、「すごいね~あの人は」と言われた時代の事です。男連中は旅に出て参拝する事が出来ますが、女性陣はなかなか出来るものではありません。そこで各地の神様が江戸に出てきて、出開帳された。江戸の人気になって、たいそう賑わったと言われます。

 出開帳の行われている回向院の近くで駄菓子屋を開いているお婆さんが愚痴を言っています。
「お爺さんや、商いは無いのに雪隠ばかり借りに来る人ばかりで、忙しい。その上、義理にも駄菓子のひとつでも買っていけばいいのに、それも無い。明日から貸すのをよすよ。」、「来る人もたいへんなんだから、そんな事を言わずに貸してあげなよ。・・・そうだ!良い事を思いついた。明日から商売をしよう。一人8文取って雪隠を貸そう」、「それはイイ」。
 雪隠を綺麗に掃除して、表に「雪隠貸します。一人八文」と言う札を下げた。お客がひっきりなしに訪れて、たいそう儲かった。

 良い事は続かなかった。通りを挟んだ近所に、専用の綺麗な雪隠が出来て一人8文で営業を始めた。同じ料金なら綺麗な方に行くのは当たり前。客は激減してしまった。
 それを見たお爺さんは、「今日は忙しくなるから釣り銭を間違えないように店番をしな」と言いながら、お弁当を持って朝早く参拝に出掛けてしまった。
 その後に目が回る程忙しくなった。「食事も出来ないから、早くお爺さんが帰ってきて、手伝ってくれればいいのに」と口に出る程であった。
 日が暮れる頃にお爺さんが帰ってきた。

「お爺さん、今日はもの凄く忙しかった。そんな御利益のある神様ってどこにあるんですか。」
「いいや、参拝になんて行ってないよ。」
「?? あ~らいやだ。お弁当まで持ってどこに行ってたの。」
「向こうの雪隠で、一日中座っていたんだ」。

[出典:落語の舞台を歩く]
http://ginjo.fc2web.com/143kaityounosettin/kaityou.htm

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