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桂文珍 老楽風呂(おいらくぶろ)

      2015/04/04

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1999年頃の音源

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あらすじ

さて、この男、会社ではパソコンが使えない。マウスをいくら動かしても反応がないので怒っていると、隣のマウスだった。人事部にいた時に面接した相手が今は上役になっているとか、愚痴を言いながら暇つぶしをしているうちに5時になった。さあ退勤時間になったから帰ろうとするが、まだパソコンの電源が切れない。もうええわとソケットを抜くと……隣のパソコンだった。

 帰り道に「老楽風呂」という新しい風呂屋が出来ていたので入ってみる。一日目一杯仕事をしたから、いい骨休めになる(?)。気持ちの良さに、
「ううううう……」
 と声を出すが、いかにも年寄りくさいなと独り言。隣にいた爺さん、

「赤ん坊はそんな声を出さない。苦労を重ね、ストレスがたまるから、さっきのような声が出るようになる」
 年を取ることの大切さを話し始める。年を取ってボーっとしているのがいい。その方が豊かな人生になるという話に、

「でも、情報化時代といわれて」

「いろいろなことを知っても役に立たない。モスクワの天気を知っても仕方がない。それなら、かみさんの機嫌を知った方がよほど役に立つ」

「なるほど」

「分かりましたか」

「はい」

「まだ分かっていない。そう言うときは、何でしたかいな……と答えるのや」

「なるほど……今日はええ話を聞かしてもらいました。今までたまっていたものが消えて、ふわーっと楽になりましたわ。じゃあ、お先に」

「ああ、私も色々話をして楽しかったわ。またここでお会いしましょう。私の顔、覚えなはったか」

「……ええ、誰でしたかいな……」

「ああ……ええ年寄りや」

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 - 桂文珍 ,

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