★柳家小三治(十代目)ろくろ首(ろくろっ首)
2022/06/10
あらすじ
与太郎が二十六歳になり、嫁が欲しいと相談を受けた叔父さんは、お屋敷のお嬢さんを紹介する。
このお嬢さんは昼は別嬪さんだが、夜になると首が伸びて、隣の部屋の行灯の油をぺろぺろと舐める、ろくろっ首だったのだ。
おいら夜はぐっすり眠るから、夜は首が伸びても、文句はねえや! 与太郎が婿入りした最初の晩のこと。
馬鹿の与太郎でも、床が変わると寝付きが悪いらしく、夜中に目を覚ましてしまった。
隣の嫁はと見ると、寝相が悪く布団から頭がはみ出している。
頭を戻してやろうと辿ってみると、隣の部屋の行灯の油をぺろぺろと舐めている。
与太郎慌てて飛び出して叔父さんの家を叩き「ギャー、首が伸びた」と告げる。
叔父さんは、万事承知の上で婿入りした筈だと説得するが「家に帰りてぇ」と与太郎。
「家じゃ、お袋さんが良い知らせ(子供)を待って、首を長くして待っているはずだ」
「それじゃ家にも帰れねぇ」
※『落語400文字ストーリー』より引用
http://mengjian.blog104.fc2.com/
[PR]
こちらの演目もどうぞ
関連記事
-
-
★柳家小三治(十代目)ま・く・ら「あの人とっても困るのよ」
柳家小三治(十代目)まくら「あの人とっても困るのよ」 おまけ:まくらの一部 公演 …
-
-
★【リレー落語】蒟蒻問答 柳家小さん・立川談志・柳家小三治【三人落語】
昭和41年(1966)年 柳家小さん(51歳) 立川談志(30歳) 柳家さん治( …
-
-
★柳家小三治(十代目)小言念仏【十八番!!】
小言念仏(こごとねんぶつ)は落語の噺の一つ。 上方落語では「世帯念仏」とも呼ばれ …
-
-
★柳家小三治(十代目)死神
死神/柳家小三治
-
-
★柳家小三治(十代目)長者番付(うんつく酒)
あらすじ 江戸から遊山旅に出た二人連れ、村の茶店で飲んだ酒が、村を出ると酔いが醒 …
-
-
★柳家小三治(十代目)宗論(しゅうろん)
宗論(しゅうろん)は、古典落語の演目の一つ。大正期に益田太郎冠者によって作られた …
-
-
★柳家小三治(十代目)野ざらし
落語 「野ざらし」 柳家小三治
-
-
★柳家小三治(十代目)提灯屋
提灯屋(ちょうちんや)は古典落語の演目の一つ。元々は上方落語の演目で、3代目三遊 …
-
-
★柳家小三治(十代目)棒鱈
棒鱈(ぼうだら)は、古典落語の演目のひとつ。 演題にもなった「棒鱈」とは、本来は …
-
-
★柳家小三治(十代目)道具屋
あらすじ 神田三河町の大家・杢兵衛の甥の与太郎。 三十六にもなるが頭は少し鯉のぼ …
- PREV
- ★三遊亭圓馬(三代目)三人旅
- NEXT
- ★三遊亭圓楽(五代目)五目講釈(鮫講釈)