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桂枝雀(二代目)佐々木裁き(佐々木政談)

      2019/02/26

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あらすじ

大坂西町奉行佐々木信濃守が市中の見回りをしていると、安綿橋橋詰の住友の浜で子供達が遊んでいる様子が目にとまった。
二人の子供が荒縄で縛られており、そこに「佐々木信濃守」と名乗る奉行役の一人の男子が登場し、奉行ごっこがはじまったのだ。
奉行役の子供が、喧嘩の原因を探り、子供ながらに見事に事を収めたことに感心した本物の佐々木信濃守は、下役に親子共々奉行所に出頭するように命じた。
親子が戦々恐々と奉行所に参じると、待ち構えていた信濃守が桶屋のせがれ四郎吉に難問を出し始めた。
ところが四郎吉はそんなのは何でもないとばかりに、次々にとんちで返してしまう……

解説

東京で言う「佐々木政談」だが、元来は三代目笑福亭松鶴の作といわれる上方落語である。
噺の中に登場する「佐々木信濃守」は実在した人物で、江戸時代後期に旗本家来から旗本にまで登り詰め、勘定奉行や町奉行などを歴任した出世人。
大阪では東町奉行を務めたが、噺の中では西町奉行として据えられている。
落語の中に出てくる子供というとこましゃくれた者が多く、この噺でも奉行所から呼び出しがあっても、信濃守を前にしても、その態度を全く変えないでいる様子が面白い。
信濃守は苦労人であっただけに、町々の事情に目を配ることを忘れず、有能な人材がいれば民間からでも登用をしようという考えを持っていたのではとも想像できよう。
信濃守と四郎吉とのやり取りは「一休さん」をはじめとした頓知物でも知られるが、そうした言葉遊びがまた落語の原型になっているということも、こうした落語からうかがい知ることができる。

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