【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目)締め込み

   

Sponsored Link

泥棒をシテ役とする噺は、この噺をはじめ、やかん泥/夏泥/穴泥/芋泥/もぐら泥/花色木綿/釜泥/だくだく/つづら泥…など数多くあるが、明治中期ごろまではもっと多くの「泥棒もの」の噺が多く高座にかけられていた。

これらの噺に登場のどろぼうはいずれもがお人好しで、憎めない連中である。

とりわけこの『締め込み』は変化に富んだ内容といい、上出来のサゲといい、優れた構成の作品で『泥棒もの』の代表的な噺である。
同時に、噺の出来た江戸後期の世相一端を物語っているので、その点でも興味深い噺である。

原話は、享和2年(1802年)に出版された笑話本「新撰勧進話」の一遍「末しら浪」(500字ほどの小咄)を参考にして、落語寄席が始まって間もない頃作られた噺である。

三代目柳家小さんが、上方噺『盗人の仲裁』を移入して笑いを多くし、心理的にも奥行きの深い洗練された口演となる。
原話にはない、夫婦げんかの原因である泥棒の風呂敷包みの筋立ては、後代の脚色である。

本来のサゲは、
「…泥棒が家ン中にいるのに、家ン中に締りをしたってしょうがねえじゃねえか、なあ、外にこう廻って表から心張りをかえ、なあ、それで泥棒を締め込んどけぇ」
となるが、志ん生のこの音源では、噺の途中でサゲている。

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目)権兵衛狸
古今亭志ん生(五代目) まんじゅうこわい(饅頭怖い)

あらすじ 町で若者の寄り合いがありました。次から次へ恐いものを言い合いました。 …

古今亭志ん生(五代目) 安兵衛狐

あらすじ 六軒長屋があり、四軒と二軒に分かれている。 四軒の方は互いに隣同士で仲 …

古今亭志ん生(五代目)抜け雀(1956年)

あらすじ 小田原宿に現れた若い男。 色白で肥えているが、風体はというと、黒羽二重 …

古今亭志ん生(五代目)富久

富久(とみきゅう)は古典落語の演目の一つ。 初代三遊亭圓朝の創作落語で、主な演者 …

古今亭志ん生(五代目)井戸の茶碗

井戸の茶碗(いどのちゃわん)は古典落語の演目。井戸茶碗とは当時珍重された高麗茶碗 …

古今亭志ん生(五代目) 雨の将棋
古今亭志ん生(五代目)怪談牡丹灯籠(お札はがし)

[怪談牡丹燈籠]

古今亭志ん生(五代目) 義眼

あらすじ 片目を患った男、医者に診てもらうと 「これ、もう駄目だからくり抜きまし …

古今亭志ん生(五代目)らくだ

『らくだ』は、古典落語の演目。上方落語の演目の1つである。 人物の出入りが多い上 …