■春風亭昇太/ストレスの海
「ストレスの海」(すとれすのうみ)は、春風亭昇太による新作落語の演目。
昇太の代表作的位置を占める作品であり、現在も上演することの多い演目の一つである。
夫婦間の牧歌的風景が突如パニックと化し、最終的に悲劇的、かつ喜劇的な結末を迎える。
場面転換後のスピーディーな展開と、ブラックジョークが持ち味となっている噺である。
▼あらすじ
いつもストレスに注意をはらって生活することを信条にする妻。
休日、のんきに居眠りする旦那にいたずらをして、起こしてしまう。怒る夫に妻は「ストレスがたまってるんじゃないの?」。そう言っていくつかのストレス解消法を指南する。
「そうだ、海に行くのがいいわね」。
渋る夫を無理に海辺に連れて行く妻。ゴムボートに乗って、二人で沖にこぎ出す。
青い空と波の音…ストレスを忘れ始める夫婦。するとボートからシュー、という音。
空気が抜けていたのだ。
場面は突然、夫の葬儀に。「どうして旦那さんは亡くなったんですか」と聞かれた妻はこう答えた。
「ストレスです」。
[PR]
こちらの演目もどうぞ
関連記事
-
-
春風亭昇太/御神酒徳利(占い八百屋)
あらすじ 馬喰町に刈豆屋という旅籠があった。 師走十三日は年に一度の大掃除。 ご …
-
-
春風亭昇太/罪な夏
中学生のマサルの妄想が大全開! 夏休み大変身物語。
-
-
春風亭昇太/人生が二度あれば
【ニコニコ動画】落語 春風亭昇太 人生が二度あれば 一心不乱に働き、気が付いた時 …
-
-
春風亭昇太/オヤジの王国
春風亭昇太 オヤジの王国 妻や娘に虐げられているオヤジが押し入れの奥に戸から通じ …
- PREV
- 桂文團治(三代目)倹約の極意
- NEXT
- 【三遊亭金翁】三遊亭金馬(四代目)ちきり伊勢屋