【落語チャンネル】ネット寄席

落語動画・音声まとめデータベース/世界に誇る日本の伝統芸能 落語ワールドをご堪能下さい

*

古今亭志ん生(五代目)探偵うどん

      2016/09/01

Sponsored Link

探偵うどん(たんていうどん)は古典落語の演目の一つ。
元々は『警察うどん』という上方落語の演目で、主な演者には東京の5代目古今亭志ん生、上方の桂七福などがいる。

あらすじ

ひとりの泥棒が、東京の闇に暗躍していた。

その男は、曲がり角の向こうで待ち伏せし、誰か通りかかった所でそいつの胸に頭突きを食らわせるのだ。

そして、相手の息が詰まった所で、そいつの懐から財布を失敬して逃げ出してしまう…。

その日も、同じ手口で財布を奪い、開けてみると財布の中には三百円の現金が入っていた。

大喜びの泥棒だが…逃げる前に非常線が張られ、深川、本所一帯から逃げられなくなってしまった。

パニックになる泥棒の目に、夜鳴きうどんの屋台が飛び込んでくる。

「あれだ!?」

うどん屋に衣装と屋台を借り、うどん屋に化けて検問を突破しようと言う算段だ。

『屋台を担いでみたい酔狂』を装い、何とか借りる約束を取り付けた泥棒。

うどん屋に化けて本所を脱出し、しばらく歩いた所で「うどん屋、有難うな」。

衣装と屋台を返し、口止め料を払おうとするが、うどん屋はそれを受け取ろうとしない。

「実はな、僕は泥棒なんだ。今晩ちょいと仕事をしたんだが、逃げる前に検問が張られちまってな。困っていた所で、あんたの屋台を見かけたんだよ」

「それで、あたしが手を貸したのでお礼が? 駄目ですよ、私に受け取る義理はありません」

「そんな事言うな、何とかお礼がしたいんだ」

「そうですか。じゃあ…うどんを一杯食べてください」

「何?」

実はこの泥棒、うどんが大嫌いなのだ。

「うどんは食わねぇ!」

「いまさら遅いですよ。貴方は必ず、うどんを食べる事になるんです」

キョトンとする泥棒に、うどん屋はあるものを突きつける。

「警察手帳!?」

「私は刑事なんです。あなたを逮捕します!」

「アヒャー、一杯食わされた…」

 

Sponsored Link

 - 古今亭志ん生(五代目)

[PR]

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

古今亭志ん生(五代目)親子酒

親子酒(おやこざけ)は、古典落語の演目の一つ。 原話は上方の初代露の五郎兵衛が宝 …

古今亭志ん生(五代目)弥次郎(うそつき弥次郎)

上方落語の演目『鉄砲勇助(嘘つき村)』の前半部を独立させ、「安珍・清姫伝説」を下 …

古今亭志ん生(五代目)たぬき(狸の札~狸の鯉)

★聴き比べ ⇒ http://rakugo-channel.tsuvasa.co …

古今亭志ん生(五代目)三味線栗毛

あらすじ 老中筆頭、酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)の次男坊・角三郎は、ちょくちょ …

古今亭志ん生(五代目) 業平文治(なりひらぶんじ)

あらすじ 寛永の頃に本所の業平村に浪島文治郎という人がいた。 この人の父親は堀丹 …

古今亭志ん生(五代目)もう半分

もう半分(もうはんぶん)は、落語の演目の一つで怪談話(三遊亭圓朝作 ) 別名「五 …

古今亭志ん生(五代目)中村仲蔵

あらすじ 明和3(1766)年のこと。 苦労の末、名題に昇進にした中村仲蔵は、「 …

古今亭志ん生(五代目) 黄金餅

『黄金餅』(こがねもち)は、古典落語の演目である。 自分の死後に財産が他人に渡る …

古今亭志ん生(五代目) 氏子中(町内の若い衆)

あらすじ ・氏子中(うじこじゅう) ある日、商用で出かけた亭主が出先から帰宅する …

古今亭志ん生(五代目)鈴振り(鈴まら)

★聴き比べ→金原亭馬生 鈴ふり(すずふり)は、落語の演目の一つ。(鈴まらとも) …